ベットはチップを賭けるポーカーアクションの基本です。
この記事を読めば、ベットの意味やベットを使うタイミング、ベットする際の注意点をまとめて理解することができます。
頭脳戦・心理戦が魅力的なポーカーの腕を磨きたい人は、まずは基礎をしっかり固めてステップアップの土台を築きましょう。
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この記事を読んだらわかること
- ベットの意味と使い方(具体例付き)
- ベットするタイミング
- ベットする際の注意点
- ベット以外のポーカーアクション用語
目次
- ポーカー「ベット」の意味は?
- ベットの具体例
- ランドカジノで禁止されているベットの仕方
- ポーカーでベットするタイミング
- 自分のハンドの役が強い時
- 相手のハンドの強さを推測したい時
- ポットサイズをコントロールしたい時
- ポーカーでベットする際の注意点
- ベット額はブラインドベットを基準にそろえる
- レイズされる可能性を考えてベットする
- 勝てるゲームではバリューベットを意識する
- ベット以外で覚えておきたいポーカーアクション用語
- ポーカーのベットまとめ
ポーカー「ベット」の意味は?
ベットはチップを賭ける行為の総称です。広い意味でいえば、 レイズ、 コール、 オールインもベットアクションに入ります。
ただし、ポーカーでは基本的に各ラウンドで最初に賭けることを指して「ベット」ということがほとんです。他と区別するため、オープニングベット(opening bet)やオープンベット(open bet)と呼ぶこともあります。
ベットの具体例
5人制のポーカーでベットの具体例をみていきましょう。
プレイヤーAからアクションがスタートし、AとBがフォールドしました。その後、プレイヤーCがはじめてチップを賭けます。
ラウンドで初めてチップを賭けるこのアクションが「ベット」です。
次のプレイヤーDがチップを賭けても「ベット」とは言いません。同額ベットの場合は「コール」、賭け金上乗せの場合は「レイズ」と言います。
ランドカジノで禁止されているベットの仕方
ランドカジノでベットする際は、チップの置き方に気を付けてください。
相手の反応をうかがうようにチップを少しずつ置いた場合、「ストリングベット」という禁止行為となります。特にペナルティはありませんが、周囲に強い不快感を与えるようなら、ゲーム続行できなくなるかもしれません。
ストリングベットと判断されないためにも、ベットする際はなるべく1回の動作でチップをまとめて出しましょう。チップ数が多い場合は、大きな額のチップと交換したり、ある程度整理しておくのがポイントです。
ポーカーでベットするタイミング
ポーカーでベットするタイミングは以下3通りがあります。
ポーカーでベットするタイミング
- 自分のハンドの役が強い時
- 相手のハンドの強さを推測したい時
- ポットサイズをコントロールしたい時
自分のハンドの役が強い時
単純に自分のハンドの役が強ければベットしましょう。勝てる可能性が高い勝負なら積極的に仕掛けた方がいいです。
また、ベットすれば強い手役を持っていると意思表示ができるため、対戦者にフォールドを意識させることができます。
弱いハンドでベットしたい人もいるかもしれませんが、役なしの弱いハンドはすぐに負かされます。チップを無駄にするようなベットをしないことも重要です。
相手のハンドの強さを推測したい時
ベットアクションを起こせば、相手の強さを知るヒントが得られることもあります。
例えば、ベットに同額ベット(コール)が返ってくればそこまで強くないハンド、ベットに賭け金上乗せ(レイズ)で返ってくればそれなりに強いハンドだと基本的には判断します。
相手のハンドが強そうならベット後にフォールドを選択した方が無難です。ベットで探りを入れるだけで、最悪全額勝負に持ち込まれて全損するかもしれなかった可能性を下げれます。
ポットサイズをコントロールしたい時
一般的にはベット後にアクションするプレイヤーは、直近のベット額を参考に自分のベット額を決めます。
相手が$100ベットしたならこっちも$100賭けようとか、$100上乗せして$200で勝負してみようといった感じです。オープニングベットする人がそのラウンドの基準を作るといってもいいかもしれません。
このベット後の流れがあるため、自分がベットすれば、ポットサイズ(賞金額の大きさ)を決める主導権を握れます。
ポーカーでベットする際の注意点
ベットは単純そうに見えて意外と奥が深いです。ベットアクションを間違えるとあっという間にポーカーで負けてしまいます。
ベットする際は下記3つの注意点に気を付けてください。
ポーカーでベットする際の注意点
- ベット額はブラインドベットを基準にそろえる
- レイズされる可能性を考えてベットする
- 勝てるゲームではバリューベットを意識する
ベット額はブラインドベットを基準にそろえる
テキサスホールデムのように強制ベット(ブラインドベット)が支払われてから順にアクションしていくルールの場合は、ブラインドベットの額を基準にベット額を計算しましょう。
一般的にはブラインドベットの2倍額を出します。ブラインドが$20ならベット額は$40です。
また、ベット額はその都度大幅に変更しないように注意してください。
ハンドが強ければ高額ベット、弱ければ少額ベットといったように緩急をつけると、ハンドの強さを読み取られるリスクが上がります。
どのハンドでもブラインドベット基準で一定にしておけば、ハンドの強さをベット額で読み取られる心配は生まれません。
レイズされる可能性を考えてベットする
ベットするときは後のプレイヤーに賭け金上乗せでレイズされる可能性を考えておくことも重要です。
自分が$100ベットして相手が$250までレイズした場合、コールで$150追加、フォールドで$100の損、再びレイズ(レイズ)で$150以上賭けることになります。
強いハンドを持っているならコールまたはリレイズを選択してもいいですが、弱いハンドならあきらめてフォールドした方がいいです。
勝てるゲームではバリューベットを意識する
自分が一番強いハンド(ベストハンド)を持っている可能性が高い時は、勝った時の取り分を意識しながらベットしましょう。
勝利時の賞金を最大化するための一連のベットアクションを「バリューベット」といいます。
バリューベットのコツは相手に勝っていると思わせることです。
コールやチェックなどあえて弱気なアクションをとることで、相手に弱いハンドだと思い込ませられれば、限界までチップを吐き出してくれます。
ベット以外で覚えておきたいポーカーアクション用語
下記ポーカーでよく使用するアクション一覧です。分からない用語があったらこちらを参照してください。
アクション名 | 説明 |
---|---|
コール | 前プレイヤーと同額のチップを賭けること。消極的なアクションの1つです。 |
レイズ | 前プレイヤーのベット・コールに対してチップ上乗せで賭けること。積極的なアクションの1つです。 |
フォールド | 勝負をあきらめて降りること。賭けたチップはフォールド時点で没収されます。再復活はできません。 |
チェック | チップを賭けずにゲームに参加すること。消極的なアクションの1つですが、罠を仕掛ける時に用いられることもあります。 |
オールイン | 手持ち資金を全て賭けること。コールで応じたプレイヤーがいる場合、ショーダウンとなり、カードをオープンして勝敗を決めます。 |
ポーカーのベットまとめ
この記事のまとめ
- ベットはチップを賭けるポーカーアクションの基本。
- 強いハンドならベットするといいがレイズされる可能性を考えておくこと。
- ベットに対して返ってくるアクションに注目すると相手ハンドを推測できる。
- ベット額をころころ変えると相手にハンドの強さを読み取られる。
ベットはチップを賭けるだけのアクションではありますが、ベットから得られる情報はたくさんあります。
ベット額やベットするタイミングだけでなく、ベット後の相手のアクションにも着目してみてください。ベットするだけと気を抜かずに意識を高めれば、勝負に勝てるポーカースキルを身に着けられるようになりますよ!