今回は ブラックジャックのスプリットについて徹底的に解説していきます。
スプリットは「同数のカードが手元にきた時、2つのハンドに分けるアクション」で、強いカードが揃った時には非常に有利な手です。
しかし、実は「どのカードがペアになったか」「ディーラーのカードが何か」によってもスプリットの最適なタイミングが異なるため、判断を間違えやすい手でもあります。
今回は、より勝率を高めるためのスプリットのタイミングについて、分かりやすくお伝えしたいと思います。
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この記事を読んだらわかること
- スプリットの基本的なやり方
- 必ずスプリットすべきタイミング
- カードによってスプリットすべきタイミング
- 絶対にスプリットしないほうがいい時は?
- 結局スプリットはやった方がいいのか?
目次
- スプリットとは?
- 戦略的に考えるスプリットのタイミング
- A(エース)と8のペアは必ずスプリット
- 9のペアはディーラーのアップカードが2~6,8~9だったらスプリット
- 7のペアはディーラーのアップカードが2~7だったらスプリット
- 6のペアはディーラーのアップカードが3~6だったらスプリット
- 3,2のペアはディーラーのアップカードが2~7だったらスプリット
- 10,5,4のペアはスプリットしない
- ブラックジャックのスプリットまとめ
スプリットとは?
スプリットとは、最初に配られたカードが同じ点数だった場合に使用できるアクションです。
具体的にどういったアクションか確認しておきましょう。ここでは、分かりやすく説明するために ベラジョンカジノの画像を使用します。
ブラックジャックでは配られたカードが同じ点数だった時、ディーラーから「スプリットするか?」と聞かれます。
スプリットする場合はディーラーが1つのハンドを2つに分けてくれるので、そこに最初と同じ賭け金をベットします。
スプリット後は、それぞれのハンドで通常のプレイを続けていきます。
戦略的に考えるスプリットのタイミング
ブラックジャックを覚えたての頃は、スプリット場面が来ればどんな時でもやってしまいたくなるかもしれません。
しかし、漠然とスプリットするのではなく戦略的に実行できれば勝率は断然良くなります。
ここから解説する戦略は「ダウンカード(伏せているカード)やヒットカード(次に引くカード)が、もし10だったら?」と考えながら進めていきます。頭の片隅にでも「10」を意識してみてください。
ディーラーのダウンカードや次のカードを10と仮定するのは、ブラックジャックの基礎戦略になります。
なお、数字ごとに選択すべき戦略をまとめたものが ベーシックストラテジーと呼ばれ、それぞれのハンド(手札)ごとに最善のアクションが決まっているため、勝つために覚えるのも良いでしょう。
A(エース)と8のペアは必ずスプリット
ブラックジャックでA(エース)のペアと8のペアが出たら、必ずスプリットした方がいいと言われています。
「なぜか?」と疑問に思うかもしれませんが、それぞれスプリットすべき理由が違うのでわかりやすく解説していきます。
A(エース)のペアの場合
Aのペアの場合、次に引くカードが「10または絵札」と仮定すれば、スプリットで「21」を作れる可能性が高くなります。しかし、スプリットしなければ「2または12」という若干弱いカードのままになってしまいます。
そのため、次に「10か絵札」が来ることを考えてスプリットした方が断然有利なのです。ただし、Aはスプリット後、それぞれのハンドで1枚のカードしか引けないので注意が必要です。
Aのペアは「2または12」と小さい数値だが、スプリットをすれば…
2つのハンドともスプリット前より数値が高くなりました。
8のペアの場合
一方、8のペアの場合、合計は「16」という中途半端な数です。「16」でヒットするとバーストする確率が60%以上になるため、勝つには次の2つのパターンにかけるしかありません。
- バーストせずにディーラーに勝つというわずかな希望
- ディーラーがバーストするのを待つ
上記の2パターンは確率的に低いので、スプリットで16以上になることに期待をかけた方が勝率も上がるのです。
9のペアはディーラーのアップカードが2~6,8~9だったらスプリット
9のペアは合計「18」なので、悪くない手です。
スプリットせずに勝負に入るのも手ですが、ディーラーのアップカードがもし2〜6だった場合はディーラーがバーストする確率が高いので、スプリット後の2つのハンドが両方とも勝つ可能性に期待できます。
ディーラーのアップカードが「2」なので、スプリットを選択する。
2つのハンドの合計はそれぞれ「12」と「18」。一方が小さい数字になったとしても、ディーラーのバーストに期待できます。
逆にディーラーのアップカードが8~9の場合はディーラーが強い手になる可能性が高くなります。
しかし、スプリットをすれば合計「19」の手を作れるチャンスが出ますし、ギリギリ勝つか引き分けに持ち込めます。
ただし、この場合はスプリットで合計「19」以上になることを期待するアクションなので、直感で負けるなと思ったらあえてスプリットを選択しないのも1つの手です。
7のペアはディーラーのアップカードが2~7だったらスプリット
7のペアだと合計「14」と中途半端な手なので、ディーラーのバースト確率が高くなる、アップカード2~7の場合にのみスプリットをします。
ディーラーのアップカードが「5」なので、スプリットすると。
スプリット後のハンドはどちらも中途半端な数字になりますが、ディーラーがバーストすれば両方とも勝つことができます。
ただし、ディーラーのアップカードが8~10、Aの場合はスプリットしても負ける可能性が高いので、スプリットせずにヒットでなるべく高い数値を狙うようにしましょう。
6のペアはディーラーのアップカードが3~6だったらスプリット
6のペアは合計「12」。
7のペアと同様に中途半端な数字なので、ディーラーのバースト確率が高い時(アップカードが3~6)だけスプリットします。
ディーラーのアップカードが「5」なので、スプリットをすると。
スプリット後のハンドはどちらも中途半端な数字になりますが、ディーラーがバーストすれば両方とも勝つことができます。
3,2のペアはディーラーのアップカードが2~7だったらスプリット
3,2のペアは合計「6」と「4」とかなり小さい数字なので、スプリットしてマシな合計になることを狙います。
基本的にはディーラーのアップカードが7以上だとスプリットしても高い確率で負けるので、ディーラーのバースト確率が高いアップカードが2~6の時にスプリットする価値はあります。
ディーラーのアップカードが「5」なので、スプリットすると…
元の数字が低い分、スプリットしたことで発展する可能性が出てきます。
7の場合はそのままでもスプリットしても負ける可能性が少し高いので、スプリットしないというのもありです。
10,5,4のペアはスプリットしない
10のペアの場合は高望みせず、そのまま「20」で勝負した方がいいでしょう。
合計値「20」なら、ディーラーの合計が「21」にさえならなければ…
苦労なく勝てます。
「10のペアならスプリットしても勝てる可能性が高いのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしも期待通りのカードが落ちるわけではないので、スプリットせずに手堅く1勝を手にしましょう、
10のペアでスプリットした場合
10のペアは合計「20」だが、スプリットすれば…
それぞれ微妙な数値になり、ディーラーのバーストに期待するしかありません。
一方、5、4のペアの場合はヒットして、いい札になる可能性が高いので、スプリットはオススメできません。スプリットすると「15」「14」などの中途半端な数字になる可能性もあるので、より勝てる可能性が高い
アクションを選ぶことをオススメします。
ブラックジャックのスプリットまとめ
この記事のまとめ
- A(エース)と8のペアは必ずスプリットする
- 10、5、4のペアはスプリットしない
- スプリットするより勝つことが大事
いかがでしょうか。スプリットは、タイミング次第で強くも、弱くもなることが理解できたかと思います。
スプリットは勝てる可能性が高い時に実行するものなので、無理してスプリットを狙う必要はありません。なにより大事なことはゲームに勝つことです。
今回紹介した条件が揃ったらスプリットで勝てる可能性が高いので、ぜひ試してみてください。
また、ブラックジャックにはスプリット以外にも様々な戦略があり、多くの賭け方を知ることで更にゲームを楽しめるようになります。まずは経験を積んで慣れていきながら、少しずつ覚えていきましょう。