ブラックジャックのスプリットは、最初の2枚のカードが同じ場合にハンドを2組に分けることが出来るアクションです。
Aなどの強いカードが来た場合は2組とも勝利する可能性があるほか、ハンドが中途半端な数字の場合はバーストのリスクを避けると言った使い方も可能です。応用範囲が広いく、一気に稼ぐチャンスにもなるのがスプリットになります。
スプリットの賢い使い方、どの様な場面で使うかを詳しく解説します。
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ブラックジャックのスプリットの基礎知識
スプリットのルールはテーブル(機種)によって異なる
ブラックジャックのスプリットを使うべき場面
ブラックジャックのスプリットを使うべきでない場面
スプリットを使うポイントはベーシックストラテジーで確認!
まとめ
ブラックジャックのスプリットの基礎知識
ブラックジャックのスプリットは、最初に配られる2枚のカードが同じ数だった場合のみに選択できるアクションです。
ハンドを2組に分けた上で、それぞれヒットやスタンド、ダブルダウンを選択していきます。また、スプリットを選んだ場合、ハンドそれぞれにベットが必要で実質2倍のベットを行えるのも魅力です。
少ないチャンスで稼ぎを大きくすることもできるため、積極的にスプリットを狙っていくのも方法です。
スプリットのルールはテーブル(機種)によって異なる
ブラックジャックのルールではスプリットがあるのが一般的です。
ただし、テーブルによって細かなルールが違い、スプリット後のアクションが制限される場合もあります。例えば、スプリットの後に再度同じ数字が揃ってもスプリットが出来ない、ダブルダウンが選べないなど、制限が発生するテーブルもあるのです。
プレイにも大きな影響が出るため、主な例を紹介していきます。
ルール1:Aのペアでスプリットしたあとのヒットの回数
Aのペアでスプリットした後は、ヒット回数に制限が付くのが一般的です。
例外となるテーブルもあるものの、Aと10が揃えば21であり、ゲーム上最強の手札が成立します。ブラックジャックはルール上10が出やすいゲームのため、ヒットの回数は1回に制限されることが多いのです。
複数のヒットを許容するとゲームのテンポも悪くなってしまうため、気になる場合は事前にテーブルごとのルールを確認しておくのがおすすめです。
ルール2:スプリット後のダブルダウン
テーブルによって、スプリット後のダブルダウンが禁止されている場合があります。
ダブルダウンは1枚しかヒットしない代わり、ベットを2倍にできるアクションです。例えば、Aのスプリットからダブルダウンを選択した場合、元々1回のヒットの制限範囲で、実質4倍のベットも可能になります。ブラックジャックに限らず、ゲームは公平性を重視して運営されるのが基本です。
ディーラーは取れるアクションが決まっているからこそ、スプリット後のダブルダウン自体を禁じている場合もあるのです。
ルール3:スプリット後の再スプリット(リスプリット)
リスプリットは、スプリット後に同じ数字のカードを引き、再度スプリットを行うことです。
トランプには同じ数字が4枚あるため、リスプリットもあり得ます。ただし、リスプリットが成立する確率は低く、認めた場合はどうしても処理が複雑になってしまいます。そのため、リスプリットが採用されているテーブルは少ないのが実情です。
起こる確率自体が低いので、他のオプションが取れるかを見ながらテーブルを選び、使えたら運が良いくらいに考えるのがおすすめです。
ルール4:スプリット後に21になった時ブラックジャックが成立するか
Aのペアのスプリットなど、ハンドによってはプレイヤーが非常に有利な状態で勝負を進められることがあります。
そのため、ディーラー側の救済措置として、スプリット後の21はブラックジャックとして扱わず、ディーラーが21を出した場合は負けるルールになっていることもあります。ディーラーはルールの関係上、バーストしやすく、一方的に負けてしまう可能性も高いからです。
お互い21になる可能性は低いものの、プレイヤーが有利になりすぎないよう調整している場合があるのです。
ブラックジャックのスプリットを使うべき場面
スプリットは2組のハンドを作ることが可能で、短期間で大きく勝利できる可能性があります。
特に強力な手札や、条件がそろっているときは積極的に狙っていくのがおすすめで、ブラックジャックでうまく勝つコツにも繋がっています。
Aのペアの時(10を引いて21になりやすい)
Aのペアは、スプリット後のハンドで「21」を作りやすいのが魅力です。
ブラックジャックはルールの関係上10のカードが出やすくなっています。10だけでなく、J、Q、Kが出現しても10と数えるため、もっとも強い手札が揃いやすいのです。
ブラックジャックでは21が最強の手札であり、ディーラーも21をぶつけてくる可能性は低いため、積極的にスプリットを狙いたい場面になってきます。
8のペアの時(強いハンドになりやすい)
8のペアの合計は8+8=16で、このままスタンドを続けてもディーラーに負ける可能性があり、ヒットをしてもバーストするリスクが高い組み合わせになっています。
一方で、スプリットをした場合は8+10=18の組み合わせができやすく、かなり強力な手と言えます。ディーラーは17以上になるまでヒットを続ける必要があるため、可能であれば18以上の数字で勝負に挑むのが基本です。
無理にヒットをしなくてもディーラーがバーストする確率もあるため、勝率が高いアクションと言えます。
ブラックジャックのスプリットを使うべきでない場面
スプリットはベット額を増やすことが出来るアクションであり、積極的に狙いたい場面がいくつもあります。
一方でスプリットしなくてもすでに強いハンドが揃っている場合、スプリットで負ける確率が上がるケースもあるため注意が必要です。
10のペアの時(弱いハンドになりやすい)
10+10は非常に強力で、ディーラーが21を出さなければ負けることはなく、仮に20でも引き分けに持ち込めます。
逆にスプリットをしてしまった場合、弱い手になってしまう確率があがるため注意が必要です。2組分山札から10かAを引けるく確率もあるものの、最初のハンドよりも弱くなったり、バーストのリスクもあがってしまうからです。
Aのようにバーストを避ける調整ができないからこそ、10のスプリットは避けるべきです。
5のペアの時(分けると弱いハンドになりやすい)
5のペアの場合は、次のヒットで10のカードが出れば10+10で20になり、高い勝率を確保できます。
一方でスプリットをした場合は、最低で7、最高で16であり、中途半端な数字になりがちです。
ある程度の勝率を確保しようとヒットを続けてもバーストのリスクが出てくるため、ハンドが弱くなる可能性があるのです。5のペアの場合はスプリットを避けるのが基本になります。
スプリットを使うポイントはベーシックストラテジーで確認!
※ 表の見方は、横軸がディーラー、縦軸がプレイヤーです。
「H」:ヒット(もう1枚追加) 「S」:スタンド(勝負)
「D」ダブルダウン(掛け金2倍) 「P」スプリット(同じカードを2つに分ける)
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A | |
2・2 | P | P | P | P | P | P | H | H | H | H |
3・3 | P | P | P | P | P | P | H | H | H | H |
4・4 | H | H | H | P | P | H | H | H | H | H |
5・5 | D | D | D | D | D | D | D | D | H | H |
6・6 | P | P | P | P | P | H | H | H | H | H |
7・7 | P | P | P | P | P | P | H | H | H | H |
8・8 | P | P | P | P | P | P | P | P | P | P |
9・9 | P | P | P | P | P | S | P | P | S | S |
10・10 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
A・A | P | P | P | P | P | P | P | P | P | P |
スプリットのタイミングに迷った時に仕えるのがベーシックストラテジーです。
ブラックジャックはトランプを使い、ルールを守る関係上、勝てる確率が高いアクションが常に存在します。ベーシックストラテジーでは勝率の高いアクションをチャートとして表にしているため、自分のハンドとディーラーのハンドを確認するだけで最も勝率が高いアクションを知ることができます。
最も高い確率のアクションを続ければ、おのずと勝率も安定していくのです。
まとめ
スプリットのタイミングに迷った時に仕えるのがベーシックストラテジーです。
ブラックジャックはトランプを使い、ルールを守る関係上、勝てる確率が高いアクションが常に存在します。ベーシックストラテジーでは勝率の高いアクションをチャートとして表にしているため、自分のハンドとディーラーのハンドを確認するだけで最も勝率が高いアクションを知ることができます。
最も高い確率のアクションを続ければ、おのずと勝率も安定していくのです。