今や年末年始の風物詩とも言われる年末ジャンボ。1等が当たると7億円、前後賞を含め10億円という超高額当せんを夢見て購入する方も多いでしょう。ですが、実は買い方によって高額当せんの確率が変わることをご存知でしたか?

このページでは、年末ジャンボ宝くじのお得な買い方について解説します。また、年末ジャンボの当せん確率や買い方などの基本情報はもちろん、当たる買い方のコツ、よくある質問なども分かりやすく説明しているので、ぜひこちらを参考に買ってみてはいかがでしょうか?

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この記事でわかること
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年末ジャンボ宝くじの基本情報

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年末ジャンボ

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年末ジャンボ宝くじの買い方

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年末ジャンボ宝くじの買い方のコツ

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年末ジャンボ宝くじの買い方のまとめ

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年末ジャンボ宝くじについてのよくある質問

年末ジャンボ宝くじの基本情報

宝くじネット購入のデメリットとは

まず、年末ジャンボが当たる買い方の前に、年末ジャンボ宝くじの基本情報について解説します。

年末ジャンボの基本データから、年末ジャンボとジャンボミニの違い、他のジャンボとどう違うのか、といった基本的な情報を網羅しつつ、近年の傾向を解説していきます。

初めてでも分かる!年末ジャンボ宝くじの基本データ

年末ジャンボ宝くじといえば、2015年に1等7億円、前後賞も合わせると10億円という、宝くじ史上類を見ないほどの超高額の当選金を狙えるジャンボ宝くじとして人気を集めています。

例年11月下旬から1ヶ月間の発売期間があり、抽選は12月31日のお昼頃に行われます。NHK総合やインターネット上で生中継もご覧いただけます。ただし、当せん金の引換期間は翌年になるので、引き換えを忘れないように注意しましょう(1億円以上の引き換え忘れも年に数本あるそうです!)

販売価格 300円
1等前後賞合算金額 10億円
1ユニットの発売枚数 2000万枚
1等当選確率 2000万分の1
抽選日時 12月31日昼12時45分ごろ
発売期間 例年平均11月21日~12月22日

年末ジャンボとミニの違い

「年末ジャンボミニ」は、1等や2等の当せん金額を小さくする代わりに、より多くの本数が当たるようになっている宝くじです。そうはいっても1等は3,000万円当たるので、ミニの1等でも十分高額当せんと言えるでしょう。

ちなみに、年末ジャンボの1等の当せん確率は「2,000万分の1」ですが、年末ジャンボミニの1等当せん確率は「100万分の1」となんと20倍!3,000万円でも十分嬉しい!という方は、年末ジャンボミニもおすすめです。

くじ名 年末ジャンボ 年末ジャンボミニ
1等 7億円・1本 3000万円・10本
1等の前後賞 1.5億円・2本 1000万円・30本
1等の組違い賞 10万円・199本 無し
2等 1000万円・8本 100万円・300本
3等 100万円・400本 1万円・1万本
4等 5万円・2000本 3000円・10万本
5等 1万円・2万本 300円・100万本
6等 3000円・20万本 無し
7等 300円・200万本 無し

1ユニット当たりの当選本数。例:20ユニット発売された場合、年末ジャンボの前後賞の本数は40本になる。

他のジャンボとの違いは?

「ジャンボ宝くじ」は年末ジャンボのほかに、バレンタインジャンボ・ドリームジャンボ・サマージャンボ・ハロウィンジャンボの4つがあります。

年末ジャンボに比べると、他のジャンボ宝くじは1等の当せん金が少なくなっています。というのも、年末ジャンボに比べて他のジャンボ宝くじは1等の当せん確率が2倍になっているので、その分当せん金も控えめなんです!もちろんどれが当たっても億万長者ですが…(笑)

ちなみにバレンタインジャンボは1等の当せん金が低い分、2等以下の当せん金に多く配分されています。

くじ名 発売期間 一等当選金額 前後賞
年末ジャンボ 11~12月 7億円 1億円
バレンタインジャンボ 2~3月 2億円 5000万円
ドリームジャンボ 4~5月 3億円 1億円
サマージャンボ 7~8月 5億円 1億円
ハロウィンジャンボ 9~10月 3億円 1億円

近年は配当を高額当せんにシフトしている

実は近年、年末ジャンボ宝くじは1等の当せん金額が大きくなっています。ただし、これにはあるカラクリがあります。

まず、平成27年以降、年末ジャンボ宝くじは1等の当せん確率を従来の「1,000万分の1」から「2,000万分の1」に引き下げました。これにより、当せん確率は下げつつ、当せん金額は上げることで史上最大の当せん金を実現しています。

また、平成23年度以前に比べ、2等や3等の当せん確率や当せん金額も見直されています。還元率自体は変わりませんが、年末ジャンボ宝くじはより1等の価値が高く、その分2等以下の価値が下がった宝くじと言えるでしょう。

発売年 年末ジャンボ当選金額(前後賞含む)
平成元年 1億円
平成24年 6億円
平成25年 7億円
平成27年以降 10億円

連番・バラとは?

ジャンボ宝くじは10枚を1セットとして購入しますが、買い方には「連番」と「バラ」があります。

・連番…宝くじの組と番号の上から5ケタ目までが同じで、下1ケタが「0~9」で揃っている買い方
・バラ…組も番号も全てバラバラ、下1ケタは「0〜9」で1枚ずつ揃っている買い方

10枚1セットで購入する場合、連番でもバラでも7等(300円)は確定します。もちろん1枚からでも購入することはできます。

年末ジャンボ宝くじの当選確率

宝くじネット購入のデメリットとは

続いて、年末ジャンボ宝くじの1等当せん確率について解説します。

年末ジャンボ宝くじは他の宝くじよりも1等の確率が最も低く、とても当てるのが難しいとされています。具体的な確率と、どれくらい1等当せんが難しいのか?について説明します。

年末ジャンボ宝くじの1等の当選確率

まず基礎知識として、ジャンボ宝くじには「ユニット」と呼ばれる単位があります。1ユニットの中には抽選を行う全ての番号が入っているので、1ユニットごとに必ず1等の数字が1枚含まれているということです。そのため、ユニットが多ければ大きいほど、億万長者も多くなると言えます。

年末ジャンボ宝くじは1ユニット=2,000万枚となっているので、年末ジャンボの1等当せん確率は2,000万分の1です。

くじ名 1等当選金額 当選確率
年末ジャンボ 7億円 1/2000万
ジャンボ系 平均3億円 1/1000万

宝くじが当たる確率はどれくらい?

年末ジャンボ宝くじの1等当せん確率「2,000万分の1」がどれくらい当たりやすいのか、東京ドームを例に考えてみましょう。

東京ドームをコンサートで使う場合、55,000人を収容できます。

東京ドームを満員で埋め尽くすアーティストが、1年間、毎日1回ライブを行うと、総観客数は55,000 × 365 = 20,075,000人になります。観客が全員年末ジャンボを一枚ずつ持っているとしたら、そのうち1人にだけ1等が当たる…くらいの確率です。

年末ジャンボ宝くじの買い方

宝くじネット購入のデメリットとは

続いて、年末ジャンボ宝くじの買い方について解説します。

全国にある宝くじ売り場で買う手順と、インターネットで購入する手順についてそれぞれ解説します。特にインターネットを使って購入する場合は、100枚セットの買い方「福バラ100」や「福連100」という買い方もあるので大量購入におすすめです!

全国の宝くじ売り場での買い方

全国のスーパーや商業施設にある宝くじ売り場では、気軽に宝くじが購入できます!

11月下旬〜12月中旬のうちに宝くじ売り場(チャンスセンター)に行き、中にいる方に「年末ジャンボを⚪︎⚪︎枚ください」と言ってください。

その時、「連番」と「バラ」のどちらが良いかを聞かれます。1等が当たった時により大きな当せん金を獲得したいなら連番を、高額当せんの確率を増やしたいならバラを選ぶと良いでしょう。

これで準備はOK!12月31日の抽選日をお楽しみに!

インターネット購入のやり方

インターネット購入は提携している金融機関でもできますが、お得なのは宝くじポイントがもらえる「宝くじ公式サイト」に登録することです。まずは宝くじ公式サイトにアクセスして、新規会員登録を行いましょう。

会員登録が終わったら、「ネット購入」→「ジャンボ宝くじ」の順にタップします。すると年末ジャンボの購入ページが開くので、購入したい数量を入力して「予約購入」をタップすればOK!あとは料金を支払い、12月31日の抽選日をお待ちください。

なお、「年末ジャンボ」と「年末ジャンボミニ」の誤購入にはご注意ください!

大量購入の方は「福バラ100」や「福連100」もオススメ

年末ジャンボ宝くじのネット限定の購入方法に「福バラ100」や「福連100」があります。

・「福バラ100」…全て組や番号が異なる100枚の組み合わせ。ただし末尾2桁は「00〜99」が一枚ずつ入っている
・「福連100」…組が同じで連番の宝くじが10枚揃ったセットが10個ある、合計100枚の組み合わせ。末尾2桁は「00〜99」が一枚ずつ入っている

という内容になっているので、どちらを選んでも末等300円が10枚、6等3,000円が1枚必ず当たります。大量購入をする方におすすめの組み合わせとなっています。

前後賞が狙える3連バラ(異なる組の同じ番号3つ)もある

また、100枚はちょっとハードルが高い…という方におすすめなのが、「3連バラ」という買い方です。

これは、同じ組で連番の宝くじが3枚揃ったセットが10個ある、合計30枚の組み合わせの買い方となります。3枚がセットになっているのでバラの組み合わせなのに1等・前後賞が狙えるという、バラと連番の良いとこどりの購入方法と言えるでしょう。30枚1セットなので、気軽に購入できるのもメリットとなっています。

年末ジャンボ宝くじの買い方のコツ

宝くじネット購入のデメリットとは

年末ジャンボの買い方が分かったところで、いよいよ年末ジャンボ宝くじを当たるための買い方について解説します。実際に宝くじに高額当選したという方のアンケートをもとに、統計に基づいた解説となっています。

継続的に買い続けることが大事

年末ジャンボ宝くじは、一度に何千枚と購入しても簡単に当たるものではありません。そのため、少ない枚数でも良いので継続的に買い続けることが、年末ジャンボを当てる秘訣と言えるでしょう。

統計では、1億円以上に当選した方のうち、宝くじを買い続けて10年以上という人は全体の75%を占めた一方、全体の7割近くの方が一度に買う枚数は30枚以下と解答しています。10枚以下という方も全体の4分の1を占めていたため、いかに継続して購入する方が大事かが分かります。

縁起のいい日に購入する

宝くじファンの間で定説となっているのが「縁起の良い日に購入する」ということです。

六曜における「大安」、何事も始めるのに適している「一粒万倍日」など、日本の暦には縁起の良いと言われる日があります。そういった日を狙って購入することで、縁起を担ぐのがおすすめです。

実際、縁起の良い日に購入された宝くじは、他の日に比べて当選者数が多いというデータもあります。今日はラッキーデー!なんて日には、宝くじの買い時かも?

2024年の年末ジャンボの縁起のいい日はここ

もちろん星座占いで上位だった日…というのも良いですが、日本の暦において2024年の年末ジャンボを購入する際、縁起が良いとされている日を解説します。

【11月】
22日 金 寅の日
25日 月 巳の日
26日 火 大安
29日 金 一粒万倍日
30日 土 一粒万倍日

【12月】
1日 日 大安
4日 水 寅の日
7日 土 巳の日、大安
14日 土 一粒万倍日
16日 月 寅の日
19日 木 巳の日、大安

2024年はこちらの日に合わせて年末ジャンボを買うのがおすすめです!

もちろん、誰よりも早く買うために初日にチャンスセンターに並ぶのもおすすめですよ!

50~60代の人に買ってもらう

また、統計では特に50代〜60代の方に高額当選者が多いというデータもあります。なんと、過去1年のデータでは、高額当せんとなった方のうち、50代以上が70%という結果に!

高齢化とは言うものの、まだまだ日本の半分以上は40代以下という中、50代以上の当選率が70%というのはかなり高めと言えるでしょう。親戚やご友人にお年を召されている方がいらっしゃいましたら、代わりに買っていただくのもアリかもしれません。

年末ジャンボ宝くじの買い方のまとめ

年末ジャンボ宝くじは毎年多くの宝くじファンが楽しみにしている公営の一つです。1等の確率は2,000万分の1で、これはどの公営競技よりも当てにくい(競馬の「WIN5」すら190万分の1)という数字ですが、その分1等7億円・前後賞合わせて10億円という破格の当せん金が手に入ります。

実際に毎年年末ジャンボだけでも70人近くの億万長者が誕生しており、人生を変えている方も少なくありません。1枚からでも購入できますので、気軽に年末の風物詩を楽しんでみませんか?

年末ジャンボ宝くじについてのよくある質問

最後に、年末ジャンボ宝くじに関するよくある質問について解説します。

年末ジャンボを当てるには何枚買うのがいい?

統計上、年末ジャンボを当てた方のうち、60%以上の方が「10枚〜30枚」の範囲でジャンボ宝くじを購入している、というデータがあります。これは多く買えば買うほど当たるような直感とは異なり、そこまで枚数を増やさなくとも数十枚程度購入すれば当たる時は当たる、という結論を出すことができると言えるでしょう。そのため、多くとも30枚程度を毎年買った方が良さそうです。

バラ買いと連番買いはどちらがいい?

簡単に言えば、バラと連番の差は「1等が当たったら前後賞も欲しいか、1等と前後賞を別々に狙いたいか」というだけです。

連番の場合、ほとんど1等が当たった時は前後賞ももらえるので、1等7億円・前後賞それぞれ1.5億円を合わせて10億円を獲得できます。バラの場合は1等が当たったら7億、前後賞が当たったら1.5億と、それぞれ別に貰うことができます。なので、前後賞は1等のおまけではなく、別の高額当せん賞(1.5等みたいな)と言えるでしょう。1億円以上を獲得できる確率で考えればバラの方が2.5倍高くなりますが、正直これは好みです。

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