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世界中で遊ばれており、最近はオンラインでも人気を見せるカードゲーム「」。ポーカーで作ることのできる9個の手役のうち、ちょうど真ん中の5番目の強さに当たる役といえばフラッシュです。

真ん中といってもかなり強力な役であり、揃えることができればゲームを有利に進めることができます。また、あと1枚でフラッシュが完成する時に強気に賭けられるなど、重要な局面が多く登場するのもフラッシュの魅力です。

このページでは、ポーカーの役の一つ「フラッシュ」について解説します。フラッシュ同士の勝敗や出現確率など気になる疑問についても詳しく説明しています。

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(ウィナーズクラブ管理人)

ポーカーのフラッシュは数字関係なく、同じスートのカードを5枚揃えるだけで成立します。

ちなみには「flush」です。よく「flash」と間違えるのでご注意を!

この記事のまとめ

  • ポーカーのフラッシュは同じスート(絵柄)のカードを5枚揃えた役
  • 相手もフラッシュだった場合の勝敗はカードの数字のランクで決まる
  • フラッシュが出る確率は約0.2%
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この記事はおよそ 6分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう

目次 開く
ポーカーのフラッシュとは
フラッシュの組み合わせ例
フラッシュの強さ
フラッシュ同士の勝敗は数字のランクで決まる

勝てるパターン
負けるパターン
引き分けるパターン
フラッシュが出る確率
フラッシュまであと一歩のときの戦略
まとめ

ポーカーのフラッシュとは

ポーカーのフラッシュとは

ポーカーのフラッシュとは、5枚のカードが全て同じスート(絵柄)であれば成立する役のことです。揃えるスートはスペード・ダイヤ・ハート・クラブどれでも構いませんが、1つでも異なる絵柄があると成立しません。同じ色であってもNGです。

また、フラッシュが成立している状態で、なおかつ5つのカードが連番だった場合(4♦・5♦・6♦・7♦・8♦など)、「ストレートフラッシュ」という役にランクアップします。

さらに、そのカードが10・J・Q・K・Aであれば、最高ランクの役であるロイヤルストレートフラッシュとなります。

フラッシュの組み合わせ例

フラッシュの組み合わせ例

…3♦・6♦・9♦・J♦・Q♦

…2♣・10♣・J♣・Q♣・K♣

…5♣・7♣・10♣・J♠・A♣(Jがスペードなのでフラッシュにならない)

△…6♣・7♣・8♣・9♣・10♣(連番なのでストレートフラッシュになる)

△…10♣・J♣・Q♣・K♣・A♣(10~Aの連番なのでロイヤルストレートフラッシュになる)

フラッシュは同じスートであればどの絵柄でもOKですが、1枚でも絵柄が異なる場合は成立しません。

フラッシュの強さ

フラッシュの強さ

ハイカードを含めない場合に9種類あるポーカーの役のうち、フラッシュの強さはちょうど中間に当たる5番目です。フラッシュはフォーカードやフルハウスよりも弱く、ストレートやスリーカードよりも強い役となります。

… フォーカード > フルハウス > フラッシュ > ストレート > スリーカード …」という順番になるので、これは一番先に覚えておきたい情報と言えるでしょう。

特にフルハウス・フラッシュ・ストレートの順番は間違いがちです。スリーカードとワンペアの組み合わせだからフラッシュより弱そう、とか、5枚連番は難しそうだしフラッシュより強そう、などの勘違いから順番を間違えて覚える場合が多いです。

しかし、出現する確率の低さからしてもフルハウス > フラッシュ > ストレート の強さ順になっているので、順番は間違えないようにしましょう。

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フラッシュ同士の勝敗は数字のランクで決まる

フラッシュ同士の勝敗は数字のランクで決まる

特になど、共有しているカードがある場合、フラッシュ同士で勝負するというケースも考えられます。そのため、フラッシュ同士の勝敗について解説します。

原則として、フラッシュ同士の勝敗は「5枚のうち最も数字のランクが強いカード同士を比較して」決まります。スート(絵柄)の強さは関係ありません。

そして、1枚目のカードで決着がつかなかった場合、2枚目のカードが大きい方、3枚目のカードが大きい方…と順番に判断していき、5枚目のカードでも決着がつかない場合は引き分けとなります。

具体的なパターンについて次の項目で確認していきましょう。

勝てるパターン

勝てるパターン
自分の手札 5♣・8♣・10♣・J♣・A♣
相手の手札 4♦・6♦・7♦・Q♦・K♦

この場合、どちらもフラッシュ同士なので、最もランクの大きいカードを参照します。

自分の一番強いカードは「A」、相手の一番強いカードは「K」なので、勝利ということになります。

ちなみに、一番強いカードをとって「⭕のハイフラッシュ」ということがあり、自分の例では「Aのハイフラッシュ」と言うことができます。

負けるパターン

負けるパターン
自分の手札 5♣・8♣・10♣・J♣・K♣
相手の手札 4♦・6♦・7♦・Q♦・K♦

どちらもフラッシュ同士なので、最もランクの大きいカードを参照しますが、自分の一番強いカードは「K」、相手の一番強いカードは「K」です。

この場合、2番目に強いカードを参照します。自分の2番目のカードは「J」、相手のカードは「Q」なので、この場合は負けということになります。

引き分けるパターン

引き分けるパターン

テキサスホールデムで考えます。

コミュニティカード 4♦・6♦・7♦・Q♦・K♦
自分の手札 3♣・A♣
相手の手札 4♣・5♣

この場合、コミュニティカードでフラッシュが成立しており、手札には♦のカードが双方ともありません。そのため、どちらの役も「4♦・6♦・7♦・Q♦・K♦」のフラッシュということになります。

5枚目まで完全に同じ数字なので、引き分けとなります。

フラッシュが出る確率

フラッシュが出る確率

ドローポーカー(1回交換できるポーカー)の最初の5枚でフラッシュが出る確率

52枚のデッキから同じスートの5枚を引く場合の組み合わせは

13C5(各スートから5枚のカードを引く場合の数 × 4(スートの数)- 40(ストフラ・ロイヤルの場合の数)= 5,108通り

これを全体の組み合わせの数で割って 5,108 ÷ 2,598,960 = 約0.2% です。

テキサスホールデムでフラッシュが出る確率

フロップまで見た時にフラッシュが成立する確率は0.19%、リバーまで見た時に成立する確率は約3.25%となっています。

フラッシュまであと一歩のときの戦略

フラッシュまであと一歩のときの戦略

ポーカーをプレイしていれば、あと一枚、このスートが出ればフラッシュが完成するのに…という場面も少なくないでしょう。

フロップの時点で同じスートのカードを4枚持っており、あと1枚同じスートが揃えばフラッシュが完成する、という状態のことを「フラッシュドロー(フォーフラッシュ)」といいます。

たとえば手札に「4♠・J♠」、コミュニティカードに「2♠・7♠・K♦」がある場合は、あと1枚スペードがそろえばフラッシュになるのでフラッシュドローの状態です。

セミブラフ

フラッシュドローのときにとられる代表的な戦略といえばセミブラフです。セミブラフとは役が完成していない状態であっても今後出てくるカードによっては強役を作ることができる可能性がある状況で行われる ブラフのことです。

せっかくチャンスが来ているのですから、積極的にベットを行いましょう。たとえ必要なカードが揃わずフラッシュが完成しなくても相手がフォールドしたらブラフ成功となります。

またフラッシュドローの状態からターン・リバーまでにフラッシュが完成する確率は約36%です。幸運にもフラッシュを完成させることができたら、バリューベットを行いポットを膨らませてチップを稼ぐ作戦をとることもできます。

まとめ

ポーカーにおけるフラッシュは「5枚全てのカードが同じスート」の場合成立する役で、全ての役の中でちょうど真ん中の強さであるものの、成立可能性はかなり低いです。

そのため成立すればかなり有利になりますし、ストレートフラッシュまでランクアップする可能性もあります。

ですが、テキサスホールデムでフラッシュが成立した場合、他のプレイヤーもフラッシュが成立している可能性がそこそこあるので、見極めながら勝負すると良いでしょう。

とはいえ強力な役ですので、カード次第では積極的に狙いたい手役となっています。