ボートレースのモーターの回転調整について
よく選手がインタビューで、「回転が合ってない。」と言うのを聞きますが、これはどういう状態なのですか?
ベストアンサー
さきまいK:
プロペラというものは回転数が上がりすぎるとキャビテーションというものを起こします。
簡単に言うと空転ですね。
詳しく言うと回転が上がりすぎると水中に空胞ができ、水をしっかりかけなくなるそうです。
その空胞は回転を上げすぎたときにの熱で発生した水蒸気だとか。
まあ、理屈はどうあれ車で言うホイールスピンと考えるとイメージしやすいのではないでしょうか?
そして、「回転が合っていない。」とは足りていない場合と回しすぎの場合と二通りあって、プロペラの回転にはちょうどいいおいしい回転数があるということです。
回転が足りてないと加速や伸び、廻り足が不十分になりますし、回転が上がりすぎているとターン時に振り込みやすくなります。
要はスピンですね。
しかも、気候や気温、湿度、風、波の高さ、海水や淡水などなど様々な条件でこの回転数は変動します。
なにせボートレースのエンジン(モーター)はアナログ制御のキャブレターを使用していますからね。
吸い込む空気量や噴射する燃料を最近の車のように電子制御できません。
ですので、その調整は選手がやらなければならないのです。
まあ、回転調整にプロペラを調整することもよくありますけどね。
エンジンの回転はそのままにプロペラの形状を変えることで水の抵抗を変え、プロペラ自体の回転数を調整するのです。
エンジンよりプロペラで調整というお話のほうがよく聞くかもしれません。
まあ、以上は私見ですのでご参考程度にでもなれば幸いです。