中央競馬でクラシックは3歳限定でその年の頂点を決めるレースだと思いますが、例えば5歳とか7歳とかの限定レースはないのでしょうか?無ければその理由はなぜでしょうか?
現行のクラシックの格が高いのは分かりますが、晩成馬だからこそ輝ける場があっても良いかなと。
回答
goh********:
2歳限定戦、3歳限定戦というのが組まれているのは、レース経験がほとんどない若い馬と、レース経験が豊富な馬では、レース経験が豊富な馬の方が有利だからです。ですので、限定戦を作っているのです。
2歳限定戦、3歳限定戦ではないレースというのは、3歳秋以降であれば何歳馬でも出走可能です。
8歳でも10歳でも、(賞金が足りていれば)天皇賞でも、有馬記念でも出て構わないのです。ですから、年を取ってから強くなった晩成馬は、そういう大レースに出るチャンスはいくらでもあります。
その上で、6歳馬限定、とか、7歳馬限定みたいなレースを作ってしまうと、メンバーが揃わなくなるでしょう。
中央競馬では2歳の夏から新馬がデビューし、3歳にクラシックがあり、3歳秋からは年上の古馬との対戦という形でキャリアを積んでいきます。その中で、同じ年にデビューした馬たちは、成績不振だったり、怪我や病気だったり、はたまた十分な成績を残して繁殖入りだったりと、年を経るごとに現役馬が減っていきます。
ネット競馬のデータベースで調べますと、2023年10月16日時点で中央の現役馬は……
2歳馬は3691頭
3歳馬は1644頭
4歳馬は1399頭
5歳馬は866頭
6歳馬は397頭
7歳馬は167頭
8歳馬は52頭
となっています。
例えば、8歳馬限定戦を作っても、出走できる権利を持っている馬が52頭しかいません。距離とか、そういう条件を加味して考えれば、まともにメンバーが揃わないのは明白です。そんなレースを作っても意味がないのです。
chimpenzee:
商品サイクルを早くするためだと思います。
早くなればそれだけ馬が売れる。
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クラシックのように年齢の制限があるレース以外は基本的にどの世代でも出れます。世代を超えた戦いなので世代の頂点どころか「現役最強決定戦」みたいなレース(メンバー次第と言ってしまえばそれまでなんですが)な訳です。特に天皇賞と有馬記念は八大競走の一角としてクラシックと同様に格式と伝統あるレースとして扱われているので、わざわざ「5歳馬限定」とか「7歳馬限定」みたいに余計な制限を付ける必要が無いんです。