ジャパンカップに海外の馬が全く興味を示さないのは

府中の硬くて高速な、馬をダメにする、時計ばかり早くなる、見ていて面白味のない馬場のせいではありませんか?

ジャパンカップ開設当時は結構馬とか来ていたのに(-_-;)

どうして欧州の様なタフな馬場が造れないのか、です。

回答

non********:

まず、総論ではwwr********さんの回答の通りです。

馬場の話に特化しますと、日本の馬場造園は排水性ばかりを強くしてしまった結果、保水性のない馬場ができあがってしまいました。

そこで、近年、シャタリングやエアレーションなどを用いて馬場に空気を含ませることで、クッションの利いた馬場を目指すようになりましたが、根本的に水分コントロールができないのは相変わらずで、これが国外からは評価を受けていません。

走りやすい馬場はよくても、走りやすすぎる馬場は、本来は出せない域の能力に至ることになり、それは当然馬体に跳ね返ります。言い換えれば、下り坂では本来のスピード以上のものが出てしまうけど、イレギュラーにも対応できなくなるのと同じです。馬はそれを自分で加減できません。

意外に思うかもしれませんが、イギリスもフランスもオーストラリアも香港も、馬場が乾き過ぎた場合、いわゆる「Farm」「Fast」になりそうな場合には、そうならないためにレース当日でも開催前には散水をします。理想とする馬場は適度に保水されたものだからです。

ところが日本(JRA)は当日には絶対にそれをしません。「自然のままで行うことが公正競馬」という大義名分です。しかし、シャタリングやエアレーションを普段使っているのにそれはおかしい話ですよね。つまり、単に「散水による馬場コントロールができない」のを、公正競馬にすり替えているだけです。

2年前に香港のワーザーがに遠征してきました。
「この時期は梅雨に近いので阪神の馬場は適度に湿っているのがいい」
というのが、陣営の遠征理由のひとつでした。

このことから、海外の関係者が日本の馬場をどう見ているかもうかがい知れます。


wwr********:

海外で厩務員をしている友人の話をまとめると

①日本馬が強い(全体的に質が高い)
②遠い(オーストラリアすら馬運を伴うと直行便が無い)
③他に賞金が高くて魅力的なレースがある
④遠征時の待遇が悪い(香港にも負けている)
⑤使える設備が時代遅れ

だそうです。

特に日本側の待遇の悪さが原因みたいですね。検疫とかでも香港やオーストラリアの方が緩いので、遠征させやすいそうです。

馬場もそこまで硬いイメージは無いそうで、単純に日本の馬は異様なほど瞬発力があって、トップスピードまでの到達時間が短いそうです。

モーターに例えると
日本ープロトタイプ
アメリカーフォーミュラ
欧州と豪州などーGTやツーリングカー

だと言ってました。

同じ競馬だけど、求められるものが違いすぎて、柔軟性と適応性が高くないと勝負にならないそうです。


zon********:

馬場もそうだけどサンデーやブライアンズが種馬となって日本の馬が強くなったからでしょ


ジュンヴァル:

場の芝と凱旋門賞の
ロンシャンの芝・・・
どっちが長いと思いますか???

実はロンシャンの方が短い。

なので日本馬が参戦する理由の一つでもある。
しかし、路盤の違いがあり、
それが・走法・環境・・どれなのか??
関係者は模索中。

しかし、JCを含む日本のレースは
馬場・多頭数・ペースなどを総合的に
考えて、外国馬は能力が足りないと思ってる。

逆に言えばピーク時に来日した馬は好走する。


cor********:

高速であることは間違いないけど、硬いからではなく、走りやすいから。
馬をダメにする、というのは逆で、走り易いから馬の限界を引き出し易い馬場。外国馬が来なくなったのは、単にそのスピードについていけす、勝ち目が無くなったから。

欧州のタフな馬場を作るのは無理。気候が違いすぎる。
比較的南の方にあるようなイメージのフランス・ロンシャン競馬場でさえ北緯48度。日本最北端の場でも北緯43度だからロンシャンよりも遥かに南。
ロンシャンとか更に北のアスコット競馬場と同じような芝を育てるのは、おそらく日本国内どこでも無理。

ただ、じゃあどちらが主流かというと、今や欧州の馬場の方が異端。
今や香港、ドバイ、オーストラリアなど日本馬向きの芝競馬場で高額賞金の国際G1が数多く組まれ、毎年のように日本馬が活躍している。
いつかは凱旋門賞、というホースマンの夢、憧れがあるのはもちろん承知しているけど、時代に取り残され、孤立していっているのはむしろの方だと思うよ。

min********:

1989年のジャパンカップ、アメリカのホークスターは当時2400mの世界レコードホルダー。
勝ったNZのホーリックスと2着のは2:22:2の世界レコード。
5着のホークスターも自己レコード更新。

要するに、30年前より海外の馬達が鈍足になってて、スピードについて行けなくなっただけ。


ザジX:

アルカセットをどう説明するのか、またそれ以前の大挙して来日し盛況というのが十年以上続いたのはなぜか?一回走ればわかること。日本の馬場事情は十分分かったうえでいっぱい来た。

今と何が違うのか?の理由になりません。

    ザジX

    選択肢が広がったのはいい。日本だって香港ドバイ(دبي )は手軽な遠征だから。これが地球の裏側まで行って勝つ見込みのないレースに臨むというのは、今度はこっちからも願い下げというわけで、本気の参加がなくなったのもむべなりです。


エレキング:

今年のと凱旋門賞のタイム15秒程開きが有りますけど、これをカテゴリー違いじゃ無いと言う方が無理。
何なら今年の中山ダ24の成田特別より5秒遅い。
凱旋門賞が重馬場で盛ってる感は有るけどさ、流石にそこの勝ち馬が日本でタイム15秒詰めるとか考えない筈。

後は皆様の話を織り交ぜればナイスな回答になる。

まぁ、私は日本の高速馬場は結構好きですけど、わざわざ本場に合わせた馬作りを避けて独自の路線を歩んだ日本が凱旋門賞勝つ努力をするとも思わないので、高速馬場を受け入れたと言う方が適切かな。

馬場が1秒違えば馬選びが変わるしてる私には、チョット世界観が違う話だった。


chimpenzee:

日本と世界の馬場硬度を調べたことありますが、日本の馬場は言うほど硬くないのです。
硬いのは昔のイメージだそう。
時計が早い=硬い、は誤解なので、馬場のせいではありません。

ジャパンカップ1つしか開催がないのが原因でしょう。
香港すら、スプリント、マイル、ヴァーズ(2000m)、カップ(2400m)とG1 が4つあるのに、日本はいつまで経っても2400mの1つのみ。

ブリーダーズカップやドバイミーティングは開催期間中の賞金総額が30億を超えるのに、日本は6億にも満たない。

世界の主要なカーニバルから大きな遅れを取っていることが原因だと思います。


jam********:

漢晋春秋さんの回答は概ね的を得ている気がします。
それに、日本の馬場が固くて問題ありというのは大きな誤解です。
何をに欧州基準が正しく、それに合わせていくべきだと言うのでしょうか。
日本の馬場研究はどの国にも負けてないと思いますよ。
スピードで魅せると同時に、
近年、レース中のアクシデントで馬場の固さのせいで骨折したなどという事例はそうそう無いのではないでしょうか。


【馬連オヤジ】:

日本の硬い馬場に敵化した日本馬に対して長距離輸送/検疫等の明らかなハンデがあって着すら拾えない状態では…幾ら経費が無料の招待レースでも来るメリットが無いでぇ。

海外馬が楽に勝てた当時の「日本の一流馬」って現在のレベルからするとかなり落ちるやろ。感覚的にはJRA所属と南関東NAR所属馬くらいの違いやったんやないやろか?


漢晋春秋:

馬場のせいというよりも、わざわざ長期間の航空検疫を通ってまでやってくるメリットが薄くなったからだと思いますよ?

ジャパンカップ創設の頃は、ヨーロッパはシーズンオフに入っていて出走させるレースがなく、年中通してレースがあるアメリカはダート主体なので、欧州馬にとっては「最後のひと稼ぎ」だったわけです。それで外国馬の参戦が多く、どの陣営も招待を受けようとしていたような面があります。ですが今はBCに香港、さらにはドバイミーティングまで創設されていて選択肢が多くなりました。
その多くの選択肢の中でも検疫がキツいのは日本だけです。日本は島国なのでどうしても大陸(陸続き)の他の国々のレースとは同じにはできません。これは日本の法律で決まっていることであってJRAにも、やってくる外国馬の陣営にもどうにもできないです。それでも昔と比べたらずいぶん緩和されましたが、やはり海を隔てた「海外」からの生体の持ち込みは完全にオープンにはなりません。
そして検疫は入国の際だけでなく出国の際にも行われます。それに取られる時間を考えると、どうしてもBCから香港というローテーションになってしまい、ジャパンカップが外れてしまうわけです。

non********:

まず、総論ではwwr********さんの回答の通りです。

馬場の話に特化しますと、日本の馬場造園は排水性ばかりを強くしてしまった結果、保水性のない馬場ができあがってしまいました。

そこで、近年、シャタリングやエアレーションなどを用いて馬場に空気を含ませることで、クッションの利いた馬場を目指すようになりましたが、根本的に水分コントロールができないのは相変わらずで、これが国外からは評価を受けていません。

走りやすい馬場はよくても、走りやすすぎる馬場は、本来は出せない域の能力に至ることになり、それは当然馬体に跳ね返ります。言い換えれば、下り坂では本来のスピード以上のものが出てしまうけど、イレギュラーにも対応できなくなるのと同じです。馬はそれを自分で加減できません。

意外に思うかもしれませんが、イギリスもフランスもオーストラリアも香港も、馬場が乾き過ぎた場合、いわゆる「Farm」「Fast」になりそうな場合には、そうならないためにレース当日でも開催前には散水をします。理想とする馬場は適度に保水されたものだからです。

ところが日本(JRA)は当日には絶対にそれをしません。「自然のままで行うことが公正競馬」という大義名分です。しかし、シャタリングやエアレーションを普段使っているのにそれはおかしい話ですよね。つまり、単に「散水による馬場コントロールができない」のを、公正競馬にすり替えているだけです。

2年前に香港のワーザーが宝塚記念に遠征してきました。
「この時期は梅雨に近いので阪神の馬場は適度に湿っているのがいい」
というのが、陣営の遠征理由のひとつでした。

このことから、海外の関係者が日本の馬場をどう見ているかもうかがい知れます。


wwr********:

海外で厩務員をしている友人の話をまとめると

①日本馬が強い(全体的に質が高い)
②遠い(オーストラリアすら馬運を伴うと直行便が無い)
③他に賞金が高くて魅力的なレースがある
④遠征時の待遇が悪い(香港にも負けている)
⑤使える設備が時代遅れ

だそうです。

特に日本側の待遇の悪さが原因みたいですね。検疫とかでも香港やオーストラリアの方が緩いので、遠征させやすいそうです。

馬場もそこまで硬いイメージは無いそうで、単純に日本の馬は異様なほど瞬発力があって、トップスピードまでの到達時間が短いそうです。

モータースポーツに例えると
日本ープロトタイプ
アメリカーフォーミュラ
欧州と豪州などーGTやツーリングカー

だと言ってました。

同じ競馬だけど、求められるものが違いすぎて、柔軟性と適応性が高くないと勝負にならないそうです。


zon********:

馬場もそうだけどサンデーやブライアンズが種馬となって日本の馬が強くなったからでしょ


ジュンヴァル:

の芝と凱旋門賞の
ロンシャン競馬場の芝・・・
どっちが長いと思いますか???

実はロンシャンの方が短い。

なので日本馬が参戦する理由の一つでもある。
しかし、路盤の違いがあり、
それが血統・走法・環境・・どれなのか??
日本競馬関係者は模索中。

しかし、JCを含む日本のレースは
馬場・多頭数・ペースなどを総合的に
考えて、外国馬は能力が足りないと思ってる。

逆に言えばピーク時に来日した馬は好走する。


cor********:

高速であることは間違いないけど、硬いからではなく、走りやすいから。
馬をダメにする、というのは逆で、走り易いから馬の限界を引き出し易い馬場。外国馬が来なくなったのは、単にそのスピードについていけす、勝ち目が無くなったから。

欧州のタフな馬場を作るのは無理。気候が違いすぎる。
比較的南の方にあるようなイメージのフランス・ロンシャン競馬場でさえ北緯48度。日本最北端の札幌競馬場でも北緯43度だからロンシャンよりも遥かに南。
ロンシャンとか更に北のアスコット競馬場と同じような芝を育てるのは、おそらく日本国内どこでも無理。

ただ、じゃあどちらが主流かというと、今や欧州の馬場の方が異端。
今や香港、ドバイ、オーストラリアなど日本馬向きの芝競馬場で高額賞金の国際G1が数多く組まれ、毎年のように日本馬が活躍している。
いつかは凱旋門賞、というホースマンの夢、憧れがあるのはもちろん承知しているけど、時代に取り残され、孤立していっているのはむしろ欧州競馬の方だと思うよ。