競馬の牡馬テイエムオペラオー:T.M. Opera Oは、結果として種牡馬として大失敗しましたし、牡馬マカヒキ:Makahikiの様にもう少し競走馬としての現役生活が長くても、面白かったでしょうか?
それこそ、フランス凱旋門賞(G1)への挑戦やヨーロッパ競馬への積極的な参戦も観たかった名馬の1頭ですよね?
まぁ、結果論「たら、れば」を含みますけど。
回答
シロクマ:
オペラオーの引退理由として、現役最強馬ながら、5歳時の秋古馬三冠で三連敗、有馬記念では生涯最低着順の5着に敗れたこと。など、オペラオー自身もピークアウトして衰えて、これ以上戦績に傷をつける前に種牡馬入りさせたいからというものでした。
ピークアウトしていた以上、マカヒキの様にG2くらいなら勝つこともあったと思いますが、あれ以上現役を続けてもG1勝利は無かったと思います。無論、凱旋門賞でも相手にならなかったでしょう。
面白かったかどうかは「たら、れば」の世界を見た人それぞれだと思いますが、どっちにしろ、二度とG1を勝つオペラオーを見ることは出来なかったと思います。
1151903952:
正直な所、年代的に対戦相手に恵まれた馬です。
3歳時(旧4歳)の有馬記念は、結果3着したものの、1着2着のスペシャルウィーク(ラストラン)とグラスワンダーに蚊帳の外のレース内容で着差以上の完敗。
そして、4歳のテイエムオペラオーは無双しますが弱い同期の馬と、いつも同じ2着馬に、最低レベルクラスの下の世代。とても恵まれた対戦相手ばかりでした。
余談ですが、この年のジャパンカップの勝利インタビューにオーナーの竹園氏が、わざわざ壇上し世界最強馬を宣言。
その場で[世界最強馬は日本にいます!世界のサラブレッドはテイエムオペラオーに挑んで来てください!]と高らかに宣言したものだから、海外の報道陣や競馬関係者からは失笑されていたそうです。(ジャパンカップ招待馬も小粒揃いでした)
そして、5歳(旧6歳)になったテイエムオペラオーは、またドトウとの1、2着争いを続けるも、秋に成ると新しい世代に秋のG1を3連敗。
秋の天皇賞はアグネスデジタルに完封負け。
ジャパンカップではジャンルポケットに
一騎打ちの完封。
有馬記念では今までに無い厳しい流れでマンハッタンカフェに完膚無きまでに完敗のレース内容。因みにこの年にアメリカで航空機によるマンハッタン高層ビルテロ事件が起きました。
競馬関係者の間では、無双した4歳時よりもレース内容やタイムからも5歳時のオペラオーが強かったと言う見解が多いです。
その後、走り続けていても、4歳時の栄光に泥を塗っていただけです。別の方も言っていますが凄く運が良ければ宝塚。春天皇賞はむりですね。秋シリーズは論外です。
この内容を考慮しても、テイエムオペラオーは凱旋門では活躍出来なかったと思いますよ。凱旋門って其れなりにスピードも持ち合わせていないと勝てないものです。またオーナー竹園氏は当時の高額賞金との兼ね合いから海外遠征には否定的でしたので遠征はしなかったと思います。
種牡馬になってからは、出した産駒達の内容からもスピード不足で余程最上級の良質の肌馬でも得れれば、僅かながら可能性は有ったかも知れませんが、オーナー竹園氏が自身の個人牧場で囲ってしまったため良質の牝馬も集まらずダメでした。
テイエムオペラオーも晩年にはアグネスデジタル→ジャングルポケット→マンハッタンカフェ相手に連敗していましたから、その翌年ともなれば大した期待は出来なかったと思いますよ?(^_^;)
まあ、もしかしたらレース運びの上手さから宝塚記念ぐらいは勝てたかも知れませんが、とてもじゃないですが凱旋門賞その他の海外の一流レースに挑戦して勝つだけの能力は既に失せていたと思います(‘_‘?
無気力P@ボカロP:
どうでしょう、現役最後の年は最盛期の走りに陰りが見えてましたし。