中央競馬の障害専門騎手は障害競走だけで生計を維持出来るのでしょうか。厩舎に所属して給料を貰ったら可能でしょうか。そうであれば、体重維持に苦労する騎手は障害専門に転向することもあるのてしょうか。
回答
1152303339:
障害どころか、年に何回乗ってる?みたいな年間未勝利の騎手でもちゃんと調教に乗っていれば、サラリーマンの平均より稼ぎます。稼げないと八百長の温床になるので、騎手の手当ては手厚いですよ。
体重維持に苦労する騎手でも障害専門にならないと、ってほどの技術しかない騎手は基本的に辞めてますね。今でも平地専門の騎手で52kg以下は乗れないとかはいると思います。それだと一部の馬には乗れないとなるだけなので、乗れる範囲で依頼をもらって乗っているのが現状ですね。それが57kg以下は無理、なんて感じだと障害に転向よりは引退を考える方が圧倒的に多いと思います。
kiryu:
障害リーディングの小牧騎手の2023年の成績を例とすると、
①獲得賞金:
約2億1800万円
→騎手の取り分(障害は7%):約1530万円
②1レースあたりの騎乗手当+奨励手当:
・JGI:約16万円
・重賞:約13万円
・平場:約10万円
→小牧騎手の2023年の騎乗内訳がJGI×1、重賞×8、平場×67
→約790万円
がレース騎乗による収入となっています。
ちなみに今年障害専門でデビューした坂口騎手の場合、同じ計算をすると現時点で約680万円のレースによる収入がある計算になります。
厩舎所属なので厩舎からの給与もあるはずですから、「障害専門だとトップジョッキーじゃないと生活が苦しい」ということも特段ないかと思われます。