バカラには「カウンティング」という攻略法があります。ゲームで使用されたカードの数字を記録することで、残っているカードを予測するという仕組みです。
一見意味があるの…?と思われがちですが、バカラでもカウンティングを使えば「プレイヤーとバンカーのどちらが有利になるか」を判断できるため、他の攻略法と組み合わせて勝率を上げることができます。
このページでは、バカラのカウンティングについて解説します。カウンティングの基礎知識や用語から、カウンティングの実際のやり方、注意点などについて詳しく説明しているので、バカラをプレイしたことのある方なら簡単に始められます!
この記事のまとめ
この記事はおよそ 10分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
バカラのカードカウンティングとは
バカラの「カードカウンティング」とは、その前のゲームで使用されたカードの数字をチェックし記録することで、残っているカードを予測する手法のことを指します。
ライブバカラにおいては、6〜8デッキのカードをひとまとめにした「シュー」を使ってトランプのカードが配られ、バカラの勝負に利用されます。このカードの数字を確認しておくことによって、シューに入っている残りのカードをある程度予測できる、と言う仕組みです。
「とは言ってもカードの残りを予測できたって、プレイヤーとバンカーのどちらが9に近くなるかを判断できなくない?」とお考えの方も多いでしょう。しかし、プレイヤーとバンカーはそれぞれ 3枚目のカードを引く・引かない条件が異なります。
そのため、カードに偏りが発生していれば、「プレイヤーが9に近い数字になりやすい」「プレイヤーの数字が低くなりやすく、バンカーが勝ちやすい」といったような状況になる可能性が上がります。
つまり、シューの偏りを記録することによって、プレイヤーとバンカーの勝率を比べられるのがカードカウンティングの特徴となっています。
バカラのカウンティングが有効なのはライブゲーム
オンラインカジノのバカラには、ライブバカラとテーブルバカラ(非ライブのバカラ)があります。
テーブルバカラについては、ごく一部の機種についてはハッシュ関数を利用してライブバカラと同じように楽しめるものもあるようですが、ほとんどの機種で1ゲームごとにランダムにカードが抽選されてしまいます。
その場合、前のゲームでこのカードが出たから…とカウンティングをする意味は一切ありません。
そのため、カウンティングはライブバカラで利用するようにしましょう。非ライブのテーブルバカラについては、「カウンティングの練習をする」と言う意味では利用価値がありますが、実際に還元率を上げたいのであればライブバカラ一択と言えます。
ブラックジャックのカードカウンティングとの違い
ブラックジャックにもカードカウンティングと言う手法があります。これもシューの中にあるカードの偏りをチェックするものですが、ブラックジャックのカウンティングはプレイヤーがヒット・スタンドのどちらを選択するかについて判断するものです。
基本的に、ブラックジャックでは21に近付けるほど勝ちやすいですが、22以上になると絶対に負けになります。プレイヤーがバストした場合、ディーラーがバストしても負けになるので、いかに自分がバストせずディーラーにバストさせるかが勝負の鍵を握ると言えるでしょう。
ディーラーは自分の手札が17になるまで絶対にヒットを続け、17以上になると絶対にスタンドします。この状況では、10・絵札・A(11)の数字が残っているとディーラーがバストしやすく、2〜6の数字が残っているとバストしづらいと言えるでしょう。
さらに、ブラックジャックも起こりやすいため、より絵札やAが残っている方がプレイヤーに有利と言えます。
ただし、バカラは10カードやAが多く残っていることが有利・不利に直結しないので、ブラックジャックのカウンティングの数え方では出来ないことに注意が必要です。
カードカウンティングの基礎知識
実際にバカラのカードカウンティングの手順について説明する前に、まずカウンティングの基礎知識について解説します。特に「用語」については下の説明では断りなく使用するため、必ず頭に入れてから解説をご覧になることをおすすめします(ただそんなに難しいものではありません)。
バカラのカードカウンティング時によく使用される用語
まず、カウンティングでよく使用される用語を解説します。既にご存知の言葉もあると思いますが、今後の文章ではこれらの用語は断りなく使うのでご注意ください。
シャッフル
バカラでは、ゲームで使用されたカードは「ディスカードラック」という小さなラックに収納されます。カットカードが出た時点でシューにある残りのカードを全てディスカードラックに移してからカードが混ぜられます。これを「シャッフル」と言います。
バカラのシャッフルでは、カード全体を2つに分割し、おおよそ1デッキごとに分けてシャッフルされます。この時シャッフルの回数はデッキの組数と同じように行うので、6デッキなら6回でシャッフルが完了します。
シュー
「シュー」とは、複数のデッキが集まったトランプをシャッフルした後、そのカードを収納する入れ物のことを指します。箱型になっており、ディーラーがその箱からカードを1枚ずつ取り出してゲームを進めます。
デック(デッキ)
「デック(デッキ)」とは、1組52枚のカードの組数のことを指します。A〜Kまで13種類の数字に、それぞれハート・ダイヤ・スペード・クラブの4つのマークが用意されているので合計52枚のカードが1デックとなります。
バカラでは複数のデックを組み合わせてシューにまとめられます。一般的なライブバカラでは「6デック」「8デック」の場合が多いです。
カットカード
「カットカード」とは、シャッフルしたカードの束に差し込んで仕切りを行うカードのことを指します。
ライブカジノでは1つのシューで繰り返し勝負が行われますが、ゲーム中にカットカードが出現すると、そのゲームが終了した時点でそのシューにおいては勝負は行われず、別のシューに取り替えられます(もしくは再度シャッフルが行われてリスタートとなります)。
カットカードはシューの2/3あたりに設置されることが多く、カットカードが奥にあるほどカウンティングが効果を発揮しやすいと言えるでしょう。
ペネトレーション
「ペネトレーション」とは、カードをシャッフルしてシューに入れた後、カットカードを挿入する位置の深さのことを指します。
例えば、カットカードがシュー全体からちょうど真ん中の位置にカットカードが挿入された場合、半分のみゲームに使用されるのでペネトレーションは50%となります。
ペネトレーションの割合が高いほど、より1つのシューでバカラが続くため、カウンティングを使いやすいと言うことが分かります。
カードの価値
また、バカラの点数計算についてもおさらいしておきましょう。
バカラでは、2枚または3枚のカードの合計の「下一桁」を計算し、その合計が9に近い(大きい)ほど有利になります。
カードの点数は、「A」が1点、「2〜9」がその数字と同じ得点、「10・J・Q・K」については一律0点として扱われます。そのため、0点としてカウントされるカードが全体の3割以上を占めることは覚えておくと良いでしょう。
6デッキ・8デッキ時のカードの枚数
6デッキでは312枚、8デッキでは416枚のカードがシューに含まれています。
カードの種類ごとに比較すると、6デッキの場合は「A〜9」までのカードがそれぞれ各24枚(絵柄4種類×6)、「0として計算するカード(10~K)」が96枚入っています。8デッキの場合、「A〜9」までのカードが各32枚(絵柄4種類×8)、0として計算するカードが128枚入っています。
そのため、8デッキより6デッキの方がカードが偏りやすいと言えます。
バカラカウンティングの代表的なカウント方法
バカラのカウンティングは一様ではなく何種類かのパターンがありますが、ここでは代表的な3つのカウント方法について解説していきます。
中でも最もシンプルで簡単なのが「数字ごとにカードをカウントする」方法です。慣れるまでは難しいかもしれませんが、まずは紙とペンを用意してぜひ挑戦してみてください。
- 数字ごとにカードをカウントする
- プレイヤー・バンカーに有利なカードで分けてカウントする
- ハイ・ローカウントシステム
①数字ごとにカードをカウントする
一番正確な方法は、数字ごとに出現したカードをカウントする方法です。全ての数字を把握すれば、自ずと残り枚数のカウントもしやすくなるため理論上の還元率が分かりやすくなります。なお、「0」のカードは他のカードに比べて4倍出やすいことを意識しておくと良いでしょう。
なお、特にプレイヤーの勝ちやすい条件として、「3」「4」のカードが残っているとプレイヤーが有利になりやすいです。バンカーについてはその組み合わせによって3枚目が配られる条件が大きく異なるため、6〜Kの中で目立った優劣はありません。
②プレイヤー・バンカーに有利なカードで分けてカウントする
プレイヤーとバンカーにそれぞれ有利なカードで仕分けてカウントする方法です。
「A〜4」までの数字、「6〜K」までの数字がそれぞれいくつ出たかを記録します。「A〜4」までの数字は4つ、「6〜K」までの数字は8つあるので、記録上では出てきた数が1対2くらいになるはずです。
そのバランスが崩れ、どちらかの方が多く出現していると言うことが記録から分かれば、どちらが有利かを判断できるようになります。
プレイヤーの勝率が高くなる条件【4以下のカードが多い状態】
プレイヤーが勝ちやすい条件は、シュー(カードの山)に4以下のカードが多く残っている状態です。つまり、記録上では「6〜K」がA〜4に比べて2倍以上出ている場合、プレイヤーが有利になります。
バンカーの勝率が高くなる条件【6以上のカードが多い状態】
バンカーが勝ちやすい条件は、シューに6以上のカードが多く残っている状態です。つまり、記録上では【A〜4】が【6〜K】に比べて半分以上出ている場合、バンカーが有利になります。
③ハイ・ローカウントシステム
「ハイローカウントシステム」は、それぞれのカードを「+1」・「±0」・「-1」の3つのグループに分けて、特定の数字が出た時にカウントして合計値を足していきます。
プラスになればバンカー側が有利に、マイナスになればプレイヤー側が有利になる、と言うシステムです。数字を「プラス1・マイナス1」として計算していくだけなので非常に分かりやすく、初心者の方でも簡単に試せるカウンティングとなっています。
【10・J・Q・K】が出た場合「+1」、【2・3・4・5】のいずれかが出た場合「-1」とカウントします。他の数字が出た場合は「±0」となりカウントは行いません。
例えば1ゲーム目にプレイヤー【7、2】、バンカー【3、Q】と出た場合、【±0 , -1 , -1 , +1】 なので合計値は「-1」となります。カウントは次ゲームにも引き継がれるので、2ゲーム目以降では前回のカウントの数値を足していきます。
回数 | プレイヤーのカード | バンカーのカード | カウント | 合計値 | 次ゲームの狙い目 |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | 7、2 | 3、Q | 0-1-1+1 → -1 | -1 | – |
2回目 | K、8 | 3、5 | 1+0-1-1 → -1 | -2 | プレイヤー |
~中略~ | |||||
n回目 | J、10 | 9、K | 0+0+0+1 → 1 | +4 | バンカー |
2回目のゲームの合計値は【-2】なので次のゲームではプレイヤーに賭ける方が有利となりますが、カウンティングの精度を上げるためにシューの終わりがけまで見守ることをおすすめします。
今回はルックを続けた結果、合計値が【+4】となったため、次のゲームではバンカーに賭けた方が優勢となります。
無料で使えるバカラのカウンティングツール・アプリ
バカラのカードカウンティングを手作業で行うのはかなり大変です。
ハイローカウントであれば簡単なメモくらいでも十分達成できますが、数字ごとに全てをカウントするのはかなりの重労働と言えるでしょう。自分でエクセルファイルを作るプレイヤーさんもいらっしゃいますが、初心者の方にはかなり大変です。
そこで、アプリを使ってカウンティングを行うのがおすすめです!
Androidなら「バカラ カード カウンティング」、iPhoneなら「バカラカウンター」というアプリを使えば、ゲームに出たカードを入力するだけで、どちらにベットするのが有利なのかを瞬時に判断してくれます。デック数も変更できるのて非常に便利です。
バカラでカードカウンティングをする時に注意するポイント
最後に、バカラのカウンティングに関する注意点について解説します。カウンティングだけでは還元率を底上げするに過ぎず、それだけで勝てる技術ではないことに注意が必要です。
他のシステムベットやリベートボーナスなどと組み合わせて利用するのがオススメです。また、使い方によっては全く効果が無かったり禁止されている場合もあるので、注意事項を守ってご利用ください。
基本的にランドカジノではカウンティングが禁止されている
ランドカジノ(ラスベガスやマカオなどにある店舗型のカジノ)において、バカラのカウンティングは基本的に禁止されています。
もちろんプレイヤーの頭の中までは覗けないので暗算でカウンティングを行うことは咎められませんが、例えばメモを取るためにスマホや紙を使う、または指で数えるなどの行為については禁止されており、テーブルを強制的に離れさせられる場合があるので注意しましょう。
ゲームの終盤にならないと効果を発揮しない
例えば8デックのライブバカラの場合、最初に各カード32枚(10・絵札カードは合計128枚)という非常に多くの枚数が用意されています。そのカードが序盤に1枚2枚減ったとしても、カードの出現確率は微々たる変動しか起こしません。
そのため、新しいシューでゲームが開始されてから数十ゲームほど経過しない限りカウンティングはほとんど意味がないと言えます。
できるだけペネトレーション率の高い(カットカードがシューの終盤に置かれている)ライブバカラを選び、十分データが集まったところでプレイすることをオススメします。
ライブバカラの機種によっては1ゲームごとに詳しいゲーム内容を記載しているものもありますので、それらのデータを利用することでずっと張り付かなくても情報収集ができるようになっています。
カードがシャッフルされる前にベットしないと意味がない
終盤にならないと効果を発揮しない…とは言いましたが、カットカードが来た瞬間そのシューで集めたデータは意味がなくなります。
カードがシャッフルされてしまい新しいシューになることで、各カードの残り枚数が復活してしまうため、ベットするタイミングはかなり見極めが必要になると言えるでしょう。
多くのライブバカラではシューの前から2/3くらいの場所にカットカードが置かれているので、できればシューが1/3〜半分くらい使われたらベットを開始することをオススメします。
あまりにもテーブルを眺めているだけ…になると追い出される場合もありますし、何より退屈な時間が長くなるので、情報収集に特化する時間帯は1/3程度にしておくことをお勧めします。
早速バカラのカウンティングを実践・練習しよう!
バカラのカウンティングは簡単なようで、意外と忙しいです。結果をメモして、どちらの方が有利なのか確認してからベットしなければいけないので、かなり慣れが必要になります。そのため、バカラのカウンティングは実践がとっても大事です!
せっかくバカラを実践するので、バカラをプレイするのに有利なオンラインカジノで遊んだ方がお得ですよね。ここでは、バカラをプレイするのにおすすめのオンラインカジノについて紹介します。
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バカラのカウンティングはライブバカラで使うと効果を発揮しやすいですが、初心者の方は時間制限に気を取られて満足に使えないことがあります。練習がてらテーブルバカラで経験値を積むのも良いでしょう。
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まとめ:バカラカウンティングは期待値をアップさせる攻略ロジック
バカラのカウンティングは、今までに出たカードの数字を記録しておき、残りのカード枚数を管理することによって、次にプレイヤー・バンカーのどちらにベットすれば良いのかを判断する手法です。
カウンティングはシステムベットやカジノが独自に行っているリベートボーナスなどと相性が良く、それらを組み合わせることでもともと還元率の高いバカラの期待値をさらに上げるチャンスです!
暗算でできる簡単な手法から、ツールを使った本格的なカウンティングなどユーザーによってスタイルはさまざま。まずは「ハイローシステム」から利用してみてはいかがでしょうか?
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(ウィナーズクラブ管理人)
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