ブラックジャックでダブルダウンを選択すると、ベッド額を2倍にすることにできます。追加のヒットに制限がかかるものの、非常に強力なアクションです。プレイヤーのハンドが強い場合は選択肢になるものの、デメリットも存在するため注意が必要です。

短時間に効率的に勝ち上がるために必要なアクションで、ブラックジャックを遊ぶならどのタイミングが適切か知っておくことが重要です。今回はダブルダウンの効果的な使い方、避けた方が良い場面をわかりやすく解説します。

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著者:上の人
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この記事でわかること
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1
ブラックジャックのダブルダウンの基本的なルール

2
ブラックジャックのダブルダウンを使うべきタイミング

3
ブラックジャックのダブルダウンを使うべきでないタイミング

4
ダブルダウンを戦略的に使うにはベーシックストラテジーを活用

5
まとめ

6
ダブルダウンについてのよくある質問

ブラックジャックのダブルダウンの基本的なルール

ブラックジャックのダブルダウンの基本的なルール

ダブルダウンはベッドを2倍に出来る代わりに、追加ヒットは1回しかできなくなるアクションです。

自分の手札が強い場合、ディーラーの手札が弱い場合は選択肢に入りやすくなります。ブラックジャックは常に勝てるとは限らないからこそ、チャンスに一気に稼ぐことが重要です。

一方で、負けた時は2倍の損失を受けることになるため、負けるリスクを見極めて選択する必要があります。

ブラックジャックのダブルダウンを使うべきタイミング

ダブルダウンはディーラーよりプレイヤーの手が強い時に行うアクションです。ヒットの回数は1回のみになるため、手札が弱い場合は負けるリスクが高まるからです。以下にダブルダウンが候補に入る場面を紹介していきます。

その1:プレイヤーのハンドが9・10・11の時

その1:プレイヤーのハンドが9・10・11の時

ハンドが9・10・11の時はダブルダウンが選択肢に入ります。

ブラックジャックは絵札を10に換算し、ダイヤ・ハート・スペード・クラブの4種類各3枚がある関係上、「19」、「20」、「21」になりやすいからです。プレイヤーの手札が強い場合、ディーラーはバースト覚悟で引かなれば勝利が出来ないことになります。

ディーラーの手札次第ではあるものの、大きく勝てるチャンスです。

その2:プレイヤーのハンドにAがある時

その2:プレイヤーのハンドにAがある時

Aは「11」か「1」として数えることができるため、バーストのリスクを低くできるのが魅力です。

例えば、Aと8でダブルダウンをして10が出た場合、11+8+10の29と数えてバーストするわけではなく、1+8+10で19と数えます。バーストを恐れずにベットを2倍にすることができるため、少ないチャンスで勝ちを狙えます。

常に強いハンドになるとは限らないからこそ、Aが入っているときは戦術を考えることが重要です。

その3:ディーラーのアップカードが3・4・5・6の時

ディーラーは17以上になるまでヒットを続ける必要があり、バーストしやすい原因となっています。

ディーラーのアップカードが3・4・5・6の場合は必然的にヒットを増やす必要があり、バーストによってプレイヤーが勝利する確率も高まるのです。特に5、6の場合のバースト確率は約40%に達します。

自分の手札が弱くても、ディーラーのバーストによってダブルダウンが成功する場合があるのです。

ただしテーブル(機種)によってはダブルダウンが使えないことも

はテーブルや機種ごとに違うことに注意が必要です。

ダブルダウンができるハンドが限られる場合や、スプリット後はダブルダウンできないなどルールは多種多様です。先にルールを把握しておくことは大切で、把握せずにゲームを始めると思ったように勝てないという事もありえます。

特に短時間で集中して稼ぎたい場合、ダブルダウンは必須です。ルールに応じてベット額を調整するなど、工夫も求められます。

ブラックジャックのダブルダウンを使うべきでないタイミング

ダブルダウンは適切に使えば大きく稼げる一方で、負けた際のリスクが大きくなります。ディーラーのハンドが強い場合は避けるのが基本で、同程度のハンドでもスタンドを選ぶなど使い分けが重要です。

ディーラーのアップカードがAの時

ディーラーのアップカードがAの時

プレイヤーのハンドにAがあった場合はダブルダウンのチャンスですが、ディーラーのハンドにAがあった場合は避けるのが基本です。

ゲームのルール上、10が出てブラックジャックになる可能性が高く、バーストの恐れも少ないからです。

仮に自分のハンドにAが含まれていても引き分けになり、ダブルダウンが無駄になる可能性があります。リスクをとるよりもスタンドを選び、大きく負けない方が重要になります。

プレイヤーのハンドが12以上の時

プレイヤーのハンドが12以上の場合、10が出てバーストするリスクが非常に高くなります。

10だけでなく、J、Q、Kの絵札も10にカウントされるため、ディーラーと数字を比べる以前の問題になる事も多いのです。ダブルダウンは避けるのが得策と言えます。Aが2枚の場合はスプリットを選んだ方が稼ぎやすくなるなど、ダブルダウン以外の選択肢があるのもポイントです。

不利な条件ではスタンドでディーラーのバーストを待つのも得策になります。

ダブルダウンを戦略的に使うにはベーシックストラテジーを活用

ブラックジャックの勝率を挙げたい場合は、ベーシックストラテジーを活用するのがおすすめです。

数学的・確率的に勝率の高いアクションの仕方をまとめたのがベーシックストラテジーです。ダブルダウンをするかしないか判断する有力な材料になりえます。

ベーシックストラテジーを利用する場合、ハンドの状態によってハードハンド、ソフトハンドで分類が行われ、それぞれにダブルダウンを行うべきか決められているのも特徴です。

ハードハンド時にダブルダウンを使うタイミング

※ 表の見方は、横軸がディーラー、縦軸がプレイヤーです。
「H」:ヒット(もう1枚追加) 「S」:スタンド(勝負)
「D」ダブルダウン(掛け金2倍) 「P」スプリット(同じカードを2つに分ける)

2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
8以下 H H H H H H H H H H
9 H D D D D H H H H H
10 D D D D D D D D H H
11 D D D D D D D D D H
12 H H S S S H H H H H
13 S S S S S H H H H H
14 S S S S S H H H H H
15 S S S S S H H H H H
16 S S S S S H H H H H
17以上 S S S S S S S S S S

ハードハンドはハンドが12以上、Aが手札に含まれる場合はAを1としてカウントした上で12以上になる状態をさします。

バーストしてしまう可能性が非常に高く、ハンドが12で、ディーラーのアップカードが2や3、7などバーストの可能性が高い場合のみヒット、それ以外はほぼスタンドを選ぶのがベーシックストラテジーです。

ダブルアップは成功する確率が非常に低いため、厳禁になります。

ソフトハンド時にダブルダウンを使うタイミング

※ 表の見方は、横軸がディーラー、縦軸がプレイヤーです。
「H」:ヒット(もう1枚追加) 「S」:スタンド(勝負)
「D」ダブルダウン(掛け金2倍) 「P」スプリット(同じカードを2つに分ける)
「Ds」はダブルダウン、スタンドどちらも可

2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
A・2 H H H D D H H H H H
A・3 H H H D D H H H H H
A・4 H H D D D H H H H H
A・5 H H D D D H H H H H
A・6 H D D D D H H H H H
A・7 S Ds Ds Ds Ds S S H H H
A・8 S S S S S S S S S S
A・9 S S S S S S S S S S

ソフトハンドの場合、合計が8以下の場合は基本的にヒットを選びます。

ハンドが9の場合、ディーラーのアップカードが3~6の場合にダブルダウンを選択します。ハンドが10の場合、ディーラーのアップカードが10かAでなければダブルダウン、ハンドが11の場合はディーラーがAを持っていない限りダブルダウンが選ぶのがベーシックストラテジーです。

引き分けの可能性がある、あるいは負ける可能性が少しでも上がる場合はダブルダウンを避けるのが基本です。

まとめ

ダブルダウンは大きく稼げるチャンスを増やしてくれますが、失敗したときのリスクも大きくなります。

勘に頼って使用するのは危険なため、使いどころを知ることが重要です。ベーシックストラテジーを学べばもっとも効率が良いアクションをとれるようになるため、ブラックジャックで勝ち続けたいなら必須の知識になっています。

上級者はベーシックストラテジーの使用を前提にしていることが多く、勝率を上げたいのであればうまく活用するのがおすすめです。

ダブルダウンについてのよくある質問

ダブルダウンはブラックジャックの枠組みを超え、ビジネス用語として使われるケースもあります。また、ブラックジャック初心者は用語の違いも分かりにくい所があるため、よくある質問と答えをまとめました。

ダブルダウンとヒットの違いは?

ダブルダウンの最大の特徴は、1枚だけカードを追加する代わりにベッド額を2倍に出来る点です。

ブラックジャックにおけるヒットは追加のカードを引くことになりますが、ヒットは連続して選ぶこともできます。ダブルダウンの場合は追加のヒットを行えないため、ハンドと追加1枚で完結させる必要があるのです。

ダブルダウンの後に追加でヒットを選ぶことや、再度ダブルダウンをすることはできません。そのためハンドが弱い場合、ダブルダウンは避けるのが基本です。

ビジネスで使われる「ダブルダウン」の意味とは?

ビジネス用語のダブルダウンは「強化する」「もっと労力を投入する」という意味で使われます。

リスクを伴う行動や活動、戦略などを強化する際に使用できます。ビジネスはお金や人が動くだけに、何を選択するかで損益が大きく変わることが珍しくありません。

チャンスを逃すと利益をあげられないケースも多いからこそ、ブラックジャックのアクションと全く同じ意味で使われているのです。

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