オンラインカジノで大人気のテーブルゲーム「ブラックジャック」。実はブラックジャックにも「役」というものがあるのをご存知でしょうか?
一部のゲームでは役を成立させることで配当を獲得することもできるため、覚えておいて損はないと言えるでしょう。
このページでは、ブラックジャックの役について解説します。ブラックジャックをより深く楽しむために参考になるページとなっています♪
この記事のまとめ
- ブラックジャックは21に近づけてディーラーと勝負するゲームだが、「役」も存在する
- プレイするブラックジャックのゲームによっては役によって配当が増えることもある
- そもそもの成功率が低いため、役を狙いすぎてバーストしないように注意
この記事はおよそ 8分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
ブラックジャックにも「役」があるのか?
ブラックジャックの役の種類
勝敗と別に配当が得られる「サイドベット」
ブラックジャックの役を狙うときの注意点
ブラックジャックにも「役」があるのか?
ブラックジャックで基本的に「役」と言われるのは、最初の2枚がAカード+絵札だった時に成立する「ナチュラルブラックジャック」しか知らないという方も多いのではないでしょうか?
大半のブラックジャックはそれ以外に役は存在しないのですが、世界中で人気を集めるブラックジャックでは、ローカルルールのように役が設定されている場合があります。その役を成立させると本当はプレイヤーが負けだったゲームで勝利となったり、別に配当を獲得したりすることができます。
ただし、先ほども説明した通り大半のテーブルでは採用されておらず、また成立条件もかなり難しいので注意が必要です。
ゲームの種類によっては役が成立することで配当が上がる
一般的なブラックジャックの場合、サイドベット(下の項目で詳しく説明しています)を使用するかナチュラルブラックジャックのみを役として認めています。しかし一部のカジノゲームでは、プレイヤーが特定役を成立させた場合に無条件で勝利扱いとなったり、別に配当を獲得できる場合があります。
ただし、ブラックジャックはそもそも非常に還元率が高いゲームとなっているので、成立役の配当まで含めてしまうとカジノ側が損をしてしまいます。そのためほとんどのブラックジャックではナチュラルブラックジャック以外の役を認めていません。
そういった成立役があるブラックジャックでは、例えば絵札カードを無くして運用している(スパニッシュブラックジャック)など、ルールが異なることが多いので注意が必要です。
勝敗と別に配当が得られる「サイドベット」
多くのブラックジャックテーブルでは「サイドベット」を採用しています。これは本線のベットとは別に賭け金を用意し、特定の条件を満たすと配当が発生する役のことを指します。
例を挙げると、自分の2枚のカードが同じ数字・スートだった時に成立する「パーフェクトペア」、プレイヤーのカードとディーラーのアップカードを合わせた3枚の組み合わせでポーカーの役を作る「21+3」などがあります。詳しい内容については以下のリンクから記事をお読みいただけます。
ブラックジャックの役の種類
続いて、ブラックジャックの役について解説します。どの役が採用されているかについては各ゲームによって異なるので、必ず最初に配当表をご確認ください。なお、いずれの役の場合もカードが登場する順番は問いません。
ナチュラルブラックジャック(表・純正ブラックジャック)
「ナチュラルブラックジャック」とは、Aカード+10/絵札で構成されるブラックジャックハンドの中でも特に、スペードのA+スペードのJの組み合わせを指します。
クイーン・ジャック
「クイーンジャック」とは、ダイヤのA+ダイヤのQの組み合わせを指します。
イレブンカード
「イレブンカード」とは、バーストを行うことなくハンドの合計枚数が11枚の状態を指します。カードの合計は21以下であればどの数字でもOKです。
セブンカード
「セブンカード」とは、7枚のカードの合計が21である状態を指します。これはピッタリ21である必要があります。
アンダーセブンカード
「アンダーセブンカード」とは、バーストを行うことなくハンドの合計枚数が7枚の状態を指します。カードの合計は21以下であればどの数字でもOKです。
また、「セブンカードチャーリー」というルールが搭載されているテーブルもあります。これは、アンダーセブンカードを成功させたプレイヤーは、ディーラーのブラックジャックを除いて自動的に勝利となるルールです。
シックスカード
「シックスカード」とは、6枚のカードの合計が21である状態を指します。これはピッタリ21である必要があります。
アンダーシックスカード
「アンダーシックスカード」とは、バーストを行うことなくハンドの合計枚数が6枚の状態を指します。カードの合計は21以下であればどの数字でもOKです。
また、「シックスカードチャーリー」というルールが搭載されているテーブルもあります。これは、アンダーシックスカードを成功させたプレイヤーは、ディーラーのブラックジャックを除いて自動的に勝利となるルールです。
スリーセブン
「スリーセブン」とは、3枚のカードがすべて7(=合計21)である組み合わせを指します。
678
「678」とは、3枚のカードがそれぞれ6・7・8(=合計21)である組み合わせを指します。
エース・トゥ・シックス
「エーストゥシックス」とは、6枚のカードがA・2・3・4・5・6の連番(=合計21)である組み合わせを指します。
勝敗と別に配当が得られる「サイドベット」
多くのブラックジャックテーブルでは「サイドベット」を採用しています。これは本線のベットとは別に賭け金を用意し、特定の条件を満たすと配当が発生する役のことを指します。
例を挙げると、自分の2枚のカードが同じ数字・スートだった時に成立する「パーフェクトペア」、プレイヤーのカードとディーラーのアップカードを合わせた3枚の組み合わせでポーカーの役を作る「21+3」などがあります。詳しい内容については以下のリンクから記事をお読みいただけます。
21+3
「21+3」はサイドベットの一種で、プレイヤーのハンド2枚とディーラーのアップカード(最初に見えているカード)1枚を合わせた3枚の組み合わせでスリーカードポーカーの役が出来れば配当を獲得します。
21+3で成立する可能性のある役は、「スーテッドトリップス(3枚とも同じ数字かつ同じスート)」・「ストレートフラッシュ(連続した数字かつ同じスート)」・「スリーカード(同じ数字・違うスート)」・「ストレート(連続した数字・違うスート)」・「フラッシュ(同じでも連続でもない数字・同じスート)」の5つです。
パーフェクトペア
「パーフェクトペア」もサイドベットの一種で、プレイヤーのハンドでペアが成立すれば配当を獲得します。
パーフェクトペアで成立する可能性のある役は、「ミックスペア(違う色のスートで構成されたペア)」「カラーペア(色は同じだけど違うスートで構成されたペア)」「パーフェクトペア(同じスートで構成されたペア)」の3つです。
エニーペア
「エニーペア」もサイドベットの一種で、プレイヤーのハンドでペアが成立すれば配当を獲得します。パーフェクトペアと似た形式ですが、エニーペアではとにかく数字が揃えばスートに関係なく一律で同じ配当を獲得できます。
ただし、エボリューション社のエニーペアの場合は「スーテッドペア(同じスート)」と「ノンスーテッドペア(異なるスート)」に役が分かれており、それぞれ配当も異なります。
ブラックジャックの役を狙うときの注意点
最後に、ブラックジャックの役を狙う時の注意点について解説します。ブラックジャックはそもそも還元率が非常に高く、役というのはおまけ要素に過ぎません。役を成立させようとしてわざわざ負ける確率を増やすことのないようご注意ください。
あくまでもディーラーに勝つか負けるかのゲーム
ブラックジャックの勝利条件は極めてシンプルで、「ハンドが22以上にならず、かつディーラーより高い数字を出す」というだけのゲームです。それ以外のことを考えて勝負する必要は全くありません。
初心者の方は、とにかく「21に近付ける」ことを考えがちですが、別にディーラーにさえ勝てれば自分の数字は3でも4でも構わないんです(極論ですが…)。ブラックジャックの役はとにかくたくさん引かせるものが多いですが、ディーラーがバスト(ドボン)しそうなら役を諦めてスタンドした方がお得に勝負できます。まずはベーシックストラテジーに従ってゲームを進めることをお勧めします。
成功率が低いため「役」にこだわり過ぎないように
サイドベットはともかく、ブラックジャックの役が成立する確率は極めて低いです。そもそもシックスカードやセブンカードといった役は非常に作りづらく、ほとんどの場合スタンドした方がいいタイミングが来ます。6〜7枚引いて10や絵札を出さないだけでも至難の技なのに、合計を21以下にするなんてゼロに限りなく近い確率です。
難しい役である分成功時に高配当を獲得できるゲームもありますが、それでも割に合わないケースの方が圧倒的に多いでしょう。あくまでディーラーに勝つことがブラックジャックで稼ぐ方法です。役だけに集中しないようにご注意ください。
ブラックジャックの役まとめ
オンラインカジノで大人気のカードゲーム「ブラックジャック」の一部のテーブルでは、特定の役が成立すると高配当を獲得できるものがあります。もともと還元率の高いブラックジャックですが、役に応じて配当がもらえるテーブルだとよりプレイヤーに有利になる可能性もあります!
ただし役を成立させるための条件はかなり難しく、場合によっては最適手順と異なるゲームの進め方をする必要があります。ブラックジャックをお得に楽しみたいという方は、役を無理やり成立させようとするのではなく、あくまでディーラーと手札を勝負するゲームであることを忘れないようにしてください。
ベーシックストラテジーの範囲でプレイして、役が作れそうだったらチャレンジするのが良いでしょう。あくまで「おまけ要素」であることに気を付けつつ勝負するのがオススメです!
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
ブラックジャックのサイドベットでスリーセブンやポーカーのフラッシュ、ストレートなどの役に賭ける事ができるテーブルがあるのをご存じでしょうか? これらの役に賭けてみると新しい遊び方が出来ますよ!