先日初めて叔父に競輪に連れて行ってもらったんですが、
予想する時に
出身地がどうのこうの(OOラインとか?)と言っていたんですが
どういったことでしょうか?
なぜ出身地が関係有るのでしょうか。
また自分は勝てないけど
そのラインを作って同じ出身地の選手を勝たせる?
のようなこともしていたんだと思います。
叔父は夢中になっていて詳しく教えてもらえなかったので
ここでお聞きします。
よろしくお願いします。
ベストアンサー
ana********:
競輪選手全体で追い込み選手の方が先行選手より数が多いので、1つのレースのメンバに先行選手は3人前後いるのが普通で、残りが追い込み選手である。
各先行選手の後ろに追い込み選手が付ける。これは「先行と追い込み」のように、先行選手が先行するのを期待しての作戦である。あぶれた追い込み選手は3番手以降に付くことになる。例えば、1、4、7番が先行選手で下図のような3つの組に別れたりする。
図1
← 123 456 789
この組をラインと呼ぶ。それぞれのラインの先頭の先行選手同士は、先行をめぐって駆け引きし争う。ラインの追い込み選手はマークしている選手から離れないように付いていき、場合に応じて「仕事」をすることになる。
ラインは選手の並ぶ順番が重要である。追い込み選手にとって、先頭の先行選手の直後の2番手が最も有利になる。単に「番手」と言えばこの2番手のことを指す。3番手以降の追い込み選手は、先行選手との間に他の追い込み選手がいる分だけ勝つチャンスは小さくなってしまう。しかし、ラインの先頭が先行してくれればゴール前で上位にいる可能性が高まるわけで、番手が取れないなら悪くない作戦となる。
もちろん、3番手を周るのが不満なら実力で番手を取りにいくこともある。例えば、図1で9番が1の番手を狙って2と競る、など。
ラインを構成する選手がどのように決まり、ラインの中での追い込み選手の並びがどう決まるかという問題がある。例えば図1のようなライン構成になるのはなぜなのか、どんな法則があるのかということである。これは別に競技ルールで決められているわけではなく、自然発生的になされる。ライン戦において実に重要なことなのだが、この説明は次章で行うことにして、ここでは先に進めよう。まずはラインでの戦いの様子を先に説明する。
「空気抵抗」、ゆっくり走る序盤から誰かが先行することでレースは動く。この先行をめぐる駆け引き/争いはラインの先頭の先行選手が行う。追い込み選手はラインの目標を追って走る。
先行争いを行うとき、ラインを引き連れている先行選手は1人で先行するより有利になる。これは先に「3人の競走」で述べたように、先行する力のない追い込み選手が自分の後ろを固めているので、先行中あるいはゴール前で後ろから抜かれる恐れが低くなる。ラインが長いと他の先行選手との距離が大きくなるのでそれだけ有利になる。
ラインが先行選手にとって有利にはたらくことを具体的に示そう。ある選手が先行したときその選手にラインがあると、他の先行選手がそのラインの内側に包まれてしまうことがある。例えば、123のラインを叩いて456のラインが先行するのを、時間を追って描くと図2-1から図2-4のようになる。
図2-1
← 123 456
———–
バンク内側
図2-2
456
← 123
———–
図2-3
56
← 4123
———–
図2-4
← 456123
———–
このとき、図2-3の時点で、先行選手1がこのまま4の番手に付こうとするとどうなるだろうか。先行選手4をマークしていた追い込み選手5は、1に4の番手を取られては不利になるので、体を当てて1をどかそうとするのだ。1がこれに抵抗すれば5と1の競りになるが、多くの場合先行選手は競りが苦手のためすぐに車を下げ図2-4のようになる。
先行選手4はラインがあったおかげで先行選手1を自分から4番手まで下げることができた。ラインの追い込み選手が他のラインの先行選手を後位から遠ざけてくれたのだ。また、1が抑えられて下がっている間1は仕掛けられないので、4は安心して流すことができる。
さらに追い込み選手はラインでの位置を守るという役割に徹することで、ラインの先行選手をより積極的に動くよう促進しようとする。すなわち、追い込み選手はゴール前でラインの先行選手を交わそうとするのだが、そのタイミングをなるべく遅くする。追い込み選手にとっては早めに交わしにいった方が有利な場合が多いが敢えて遅くするのだ。こうすると、ラインの先行選手はゴール前での速度が多少鈍っても、より積極的に先行しようとするだろう。それが追い込み選手の狙いで、総合すると彼にとっても有利になるのだ。
その他の回答
hea********:
周回中に選手が組むチームをラインといい、レース展開を形成するもととなる。スジともいう。かつては強い先行選手の後ろに力のある追い込み選手がつく場合が多かったが、1983年のKPK制度導入や1988年に累積事故点の罰則があっせん停止を含むものになる等強化される等の経緯によって、現在のような地区別のライン形成が定着したとされている。ラインは一般的に各選手が練習場とする競輪場や所属する選手会といった地区単位で形成されることが多いが中には競輪学校の同期生同士(同班同室の場合や、地区にラインがない場合組まれる)、世界選手権・オリンピックに出場した選手同士といったパターンや同地区の選手がいない者同士がやむを得ず組むパターンなどもある。選手の一般的な並び方は各選手の出身地が3人ずつ分布している場合、それぞれの出身地域をA、B、C地区だとすると「A先A追A追/B先B追B追/C先C追C追」となり、こういう形を三分戦と呼ぶ。もっと細かくなったものは四分戦、細分戦、細切れ競走と呼ばれる。一方で先行選手が2名しかいないなどラインが2本しか形成されない場合は二分戦と呼ばれる。稀に先行選手が1名しかいない(先行一車、逃げイチ)や、先行選手が一人もいないレースが行われることもある。各選手はスタート前の選手紹介でラインや戦法について意思表示するので、そこからどのようなラインが組まれるか予想することができる。近年の競輪は若手を中心にラインを重視する選手が多く、位置取りについてあえてラインを無視した自己主張をするケースが減ったといわれている。通常の番組編成においては、ライン形成を考慮して先行・捲り・追込の選手の数ほぼ均等になるように主催者側で選手を割り振るのが普通。ただし開催最終日の順位決定戦など自動的に出場選手が決まってしまうレースなどでは、稀に先行選手が一人しかいないレースや先行選手が一人もいないレースが行われることもある。
pee********:
男子の競輪は地区によってラインが形成されそのライン同士で戦いますが4コーナー(ラストの直線あたり)くらいからは個人戦とゆう認識でいいと思います。ですのでラインの人間関係はレースを予想する上で知っておかないといけません。ラインは必ずしも同地区で組むとは限りません。ただ単に強い3人を予想するのではなくそういったことも頭に入れて考える競輪は面白いです。
- pee********
- 質問者様がおっしゃる通り自分が死んでも同じラインの人を勝たせるとゆうのはよくありますので難しいですがレースをみて覚えましょう。