競馬初心者です。競馬の高速馬場に対する考え方について教えて下さい。
高速馬場というのは基本的に走りやすい馬場と考えて良いのでしょうか。
走りやすいから普段(普通くらいの馬場を走る時)通りに走っているのにいつもより1秒くらい早く走れる。けど普段よりその分疲れるわけではなく、疲れ方(脚の消耗度) は普段とあまり変わらない。だから早いタイムが出る。
極端に例えるなら舗装された道路とデコボコの砂利道を同じ車で同じ速度で走る。
当然舗装された道路の方が走りやすくいので早く着くし消耗度も少ない、こんなイメージで良いのでしょうか。
ただ、前回の安田記念で香港馬(海外馬)は高速馬場が不得意と聞きました。
ここから考えると走りやすい馬場という考え方は少し違うのかなとも思えてきます。
馬のタイプが違う、車で言うなら日本馬はスポーツカー、海外馬はオフロードカーといった感じなのでしょうか。
回答
ari********:
ちょっと質問の意味がわかりかねます。
そもそも馬場というものは、基本的に低速です。
ハンセンをロープに振った直後からもう足を上げ始めて、返って来た頃にちょうど顎の高さに上がるほどのスピードですよ???
そんな馬場が高速で動くなど、もはや恐怖以外の何ものでも無いですね。
例えるなら、キビキビ動くサイコガンダムのようなものです。
つまり高速馬場とは、その存在自体がファンタジーであり、それゆえに往年のファン同士による酒の肴の話題として、不変の地位にあると言えるのでしょう。
参考になれば幸いです。
1152792498:
大体あってるのではないでしょうか。
あと「馬場の全て教えます」という本に詳しく記載されていますので、一度ご覧になっては如何でしょうか。
1152303339:
脚元への負担の話はまた少し難しいところがあると思いますが、流れとしてはおおむねその考え方でいいと思います。
海外馬と日本馬の馬場への対応の違いは基本的にはこの一点です。慣れてるかどうか。海外の馬は日本の高速馬場では走った事が無いので、慣れてない。慣れてない≒得意じゃない≒不得意、という勝手な構図を作ってるだけです。この前の安田記念であれば、ロマンチックウォリアーは簡単に対応できたから勝った、という事です。実際は不得意じゃなかったという事です。日本馬も海外でレースして、その時の体調も関係ありますが、思った以上に負けるのは馬場に慣れてないから、活躍できたのは対応できたから、という事になります。
車で例えるなら、履いてるタイヤがどの馬場向きか、って事だと思います。みんな自国のレースで活躍したいので、自国の馬場向きのタイヤを履いている。だけど、その中で兼用になるタイヤの馬もいる、って感じでしょうか。
魚群に包まれたい:
競馬の高速馬場というのは芝コースに野芝を使用している馬場を言います。
芝コースは一般的に50センチの土砂層上に芝を植えていますが、野芝はほふく茎と呼ばれる茎を地表に網目状に広げます。野芝の茎はとても丈夫で網目も緻密です。なので馬の蹄で踏みつけられても切れにくく、馬の蹄が下の土まで到達せず土に触れにくいので軽い力で速いスピードが出ます。つまりパワーがなくても早く走れてしまう。これが高速馬場です。
野芝の場合、開催が続くと地表のほふく茎がちぎれ土が掘り起こされてしまうと途端にパワーが必要になります。
逆に香港競馬場や日本の函館や札幌競馬上には洋芝が使用されています。洋芝は地中に茎を広げて繁殖します。そのため芝の間に柔らかな土が入る状態となります。その為、馬の蹄は土に食い込む為、力強く踏み込まないといけないので、パワーが必要になり必然的に野芝より時計も遅くなります。
これが洋芝コースと、高速馬場と言われる野芝コースの大きな違いです。
なので、香港馬は日本のような野芝のコースを走る経験がない為、スピードよりパワー重視と解釈されていたといことです。
馬場の構造、芝の種類、芝種類による雨が降った場合のデメリットなどを理解すると競馬はもっと楽しくなりますよ。