の血統で母の父は何故重要なんですか?父の母は?

回答

gis********:

偏った言い方をすれば、というのは優れた成績を残した牡のみの遺伝子を繋いで産み出された生物です。
そういう選定の観点から行くと種牡馬である父(50%)と1代前の種牡馬にあたる母父(25%)の血を混ぜて最強の遺伝子をつくろうという事業となります。
父の母(父の父も)というのはAという種牡馬の産駒なら絶対に変わることがないので父の母がどうこう言うことはありません。

もちろん結果論ですがニックスという統計的に走る組み合わせはあるので極論すれば父も母も母父も父母もその先も全て重要ではありますが。


競走馬の父、種牡は年間に数十頭から多ければ100頭、200頭以上の産駒を送り出しますから、いちいち父の父や父の母を見なくてもその種牡馬としての傾向を見て取りやすいです
しかし母たるの方は年間に基本として一頭ずつしか仔を生まないので、産駒の傾向を見るのには母の父たる種牡馬の産駒傾向や母の母、或いは母母の父、母母母と血統を細かく掘り下げないとそれが解り難いんです
従って重要なのは先ず母父(母系で1番影響を及ぼす)、そしてそれだけでは無くて直母系の一族からどんな馬が輩出されているか(牝系→ファミリーライン)そして代々の母系にどんな種牡馬が配合されて来たか(母母父、母母母父、母母母母父など通常は五代前までの配合)などを見て、それらを総合的に判断する必要があります

むしろ父たる種牡馬よりも繁殖牝馬、母系の質の方が重要ですね(^_^)