大阪にリゾートが設営されるという計画が認可され、ついに日本にカジノができるぞ!と話題になってから数年が経ちました。

しかし報道もひと段落してあまり話題にならなくなったので、「そういえば今ってどうなった?」「大阪万博の都合で大阪カジノの開業が遅れるって本当?」と疑問をお持ちの方も多いかもしれません。

そこで、このページでは大阪のカジノリゾート(大阪IR)に関する最新情報について解説します!

カジノが完成するまでのスケジュールや、どんな施設ができるのか、メリット・デメリットなどを分かりやすく説明します。

目次
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1
大阪のカジノはどうなった?開業・IRの進行状況

2
大阪のカジノができる場所は夢洲(ゆめしま)!

3
大阪IR・カジノ施設の解説

4
運営事業者「大阪IR株式会社」とはどんな会社?

5
大阪カジノ開業によるメリット

6
大阪カジノ開業によるデメリット

7
大阪以外のIR開発候補地はどうなった?

8
まとめ

大阪のカジノはどうなった?開業・IRの進行状況

カジノ法案(IR推進法案)とは?

まずは、大阪のカジノに関する最新の進行状況について解説します。

大阪IRができる夢洲(ゆめしま)という場所は、2025年に開催される大阪万博の開催地でもあります。

もちろん今は万博の準備で手一杯ですが、2023年12月には地盤の液状化対策工事が開始され、2024年から施設工事の準備、2025年春頃からは施設工事が開始され、2030年頃にカジノが開業!というスケジュールとなっているようです。

詳しいスケジュールについては、次の項目で詳しく解説しています。

カジノの完成予定は2030年

大阪IRが完成するまでのスケジュールは、今のところ表の通りとなっています。

既に国から大阪IRの開業計画について認可を得ている段階なので、あとはこのスケジュールの通りに行けば2030年には大阪でカジノを楽しめるようになります!

現在はカジノ建設地の地盤補強が行われている段階で、2024年、今年に施設準備工事が、2025年からは実際に建設工事が行われ、2030年頃には開業できるという見通しになっています。

ただし、本来は2029年秋〜冬開業を予定していたものの、計画認定の遅れなどから2030年にずれ込む形となっています。

また、今後万博工事のスケジュールなどの兼ね合いにより、計画が変更される可能性があることに注意しましょう。

時期 工程
2023年秋ごろ 地盤の液状化対策工事開始←いまここ
2024年夏ごろ 施設準備工事に着手
2025年春ごろ

施設建設工事に着手

大阪・関西万博開幕(25年4月)

2030年夏ごろ 施設建設工事の完了
2030年秋ごろ カジノ開業予定!

大阪のカジノができる場所は夢洲(ゆめしま)!

カジノ法案(IR推進法案)とは?

大阪IRの建設地は、大阪湾にある人工島・夢洲(ゆめしま)です!

聞き覚えが無い方も多いと思いますが、実は今まで夢洲は約390haという広大な敷地を持ちながらもほとんどそれといった施設はなく、数年前まで負の遺産とも呼ばれていました。

しかし、2025年には万博が開催され、2030年には甲子園球場13個分の敷地にIRが建設されることとなり、現在最もホットな場所と言えるでしょう。

大阪IRは4つのゾーンに分かれており、国際会議場やホテル、ショッピングモールに館など、たくさんの施設で楽しむことができます。

もちろんその中にはカジノも含まれており、計画ではなんと470台のカジノテーブルや6,400台のスロットマシンで遊ぶことができるそうです。

カジノ「夢洲」へのアクセス方法

夢洲があるのは大阪市の最も西側であり、現在のところ交通手段は路線バスのみに設定されています。

しかし、万博が開催される2025年までに、たくさんのアクセス方法が用意されることになっています。

例えば万博開催中は、シャトルバスが伊丹空港や関西国際空港、新大阪駅などから発着することになっていますし、現在は地下鉄の延伸工事が進んでおり、2024年末開業予定の夢洲駅からすぐに行くことができます。

また、船舶や自動車でも行き来が可能になるそうです。

大阪IRが開業してからシャトルバスがどのように運用されるかは未だ分かっていませんが、交通手段はかなり豊富で行きやすい環境になる見通しです。

移動手段 出発場所(予定)
シャトルバス 大阪国際空港、新大阪、大阪、尼崎、弁天町、桜島、なんば、天王寺、関西国際空港より発着予定
鉄道

地下鉄御堂筋線および中央線で弁天町までアクセス

北港テクノポート線および中央線延伸予定の「夢洲駅」下車

船舶(予定) 夢洲北側船着場で下車
自動車、自転車 会場外駐車場から会場までパークアンドライドバスで輸送
徒歩 不可(泳いでいけなくはない?)

大阪IR・カジノ施設の解説

カジノ法案(IR推進法案)とは?

続いて、大阪IRにできる施設についてまとめています。

大阪IRの「IR」とは統合型リゾートという意味があるので、カジノだけを楽しむ場所ではありません。

大阪IRに建設が予定されている施設や、どんなカジノ施設になるのか?といった部分を含め分かりやすく解説します。

大阪IRにはどんな施設ができる?

まず、大阪IRの施設について簡単に説明します。IRとは、Integrated Resort=「統合型リゾート」を指す言葉です。

つまり、カジノだけではなく、国際会議場、宿泊施設、エンターテイメント施設やショッピングモールなど、そのリゾートにいるだけで旅行が完結できるような施設が必要になります。

今まで日本には世界的な国際会議場や滞在型のリゾートというものが無く、このような全ての施設が一体となったリゾートの建設が急務とされていました。そこで、大阪にIRが作られることになったのです。

さて、以下の表には大阪IRの施設について記載されていますが、なんといっても目玉と言えばカジノ施設です。

IR施設の床面積の3%以下という限られた場所にカジノが設置されるのですが、IR全体の収益のうち80%をカジノが担うとされています。

以降の解説では、大阪カジノの詳しい内容について解説します。

施設 内容

1.国際会議場

及び展示等施設

最大会議室の収容人数は6,000人以上

全室の総収容人数は約12,000人以上

2.魅力増進施設

日本の伝統的な工芸文化や大阪・関西の食文化の魅力を発信

伝統芸能に新たな表現手法を取り入れたコンテンツや体験型のイベントを提供

3.送客施設

関西ツーリズムセンターで、観光情報の提供、専門人材やAIによる観光案内

府内・関西はもちろんのこと、日本各地に観光客を送出

4.宿泊施設

エンターテイメントホテル、多世代型アクアリゾートホテル、VIP 向け最高級ホテル

3つのホテルの総客室数は、約2,500室

5.滞在寄与施設

約3,500席の夢洲シアターでショーやイベントなどを開催

ウォーターフロントでは、イベント等の開催・多様な体験を提供

6.カジノ施設 ゲーミング区域は、IR施設の床面積の合計の3%以内とし、
適切な国の監視・管理の下で運営

カジノ以外の施設について

大阪IR(統合型リゾート)は、カジノだけでなく様々な施設が計画されています。
例えば東京の有明ビッグサイトのような大規模な国際会議場や展示場が設けられ、ビジネスイベントの開催が予定されています。

また、多目的ホールでは国内外のアーティストライブなど多彩なショーが楽しめるようになります。
宿泊施設としては、様々なタイプのホテルが建設される予定で、国内外の観光客を迎え入れる予定です。

さらに、エンターテインメント施設やレストラン、ショッピングモールも充実し、幅広い年齢層に対応したリゾートとなる見込みです。

そして一番の目玉、カジノと合わせて大阪の新たな名所として期待されています。

カジノへの入場は週3日 / 月10回まで

IR施設自体の入場に制限はありませんが、カジノ(ゲーミング)区域への立入については、週に3回まで/月に10回までと決められています。

これは依存症対策の一環として行われ、本人や家族が申告すれば立ち入りを禁止することもできます。

入場回数はマイナンバーカードやパスポートを使って確認すると定められているので、どちらもお持ちでないという方はマイナンバーカードを発行しておくと良いでしょう。

訪日外国人(インバウンド)の方も同様の入場制限がかかります。

カジノの入場料は「日本人:6,000円」

日本人の場合、カジノの入場料については1回6,000円と定められています。

入場してから24時間有効で、もし24時間を過ぎてしまうとまた6,000円を支払うことになるので注意しましょう。ちなみに営業時間は24時間365日オープンしています。

訪日外国人(インバウンド)の利用は無料です。

こちらもの一環であり、シンガポールなど他の国でも自国民がカジノに立ち入る場合は別途お金を支払うというルールがあります。

高いか安いかの捉え方は人それぞれですが、一定の抑止に繋がると言えるでしょう。

扱われるの種類

カジノゲームの種類は詳しく明らかにされていませんが、「テーブルゲーム470台・ゲーミングマシン6,400台」が設置されることが明らかになっています。

そのため、人気の・ルーレット・ブラックジャックといったゲームはもちろん、スロットマシンや、マネーホイールといったカジノゲームもおそらく楽しめるはずです。

また、ラスベガスに拠点を置くコナミゲーミング、韓国でカジノを運営しているセガサミーグループなど、日本企業が制作するスロットマシンも当然用意されることでしょう。

パチンコ・を元にした機種や、物理抽選が楽しいゲームセンターのメダルゲームが元になったカジノゲームもあるかもしれません。

IR・カジノ事業の概要データ

大阪IRがどのような規模感のプロジェクトなのかを解説するために、概要をまとめた表を用意しました。

初期投資額は試算では1兆2,700億円となっており、地下鉄の延伸や人件費なども含むとかなりの金額が必要です。

その分年間売り上げは5,200億円と、投資に見合うリターンが返ってくるという予想が出ています。

年間来場者数の予測は2,000万人!多すぎるような気もしますが、東京ディズニーリゾートが総計で年2,630万人、USJが年1,230万人なので、そこまで難易度が高いというわけではありません。

雇用者数は約1.5万人、経済波及効果は年に1兆円以上と言われており、大阪の経済をサポートするランドマークになることが見込まれています。

初期投資額 1兆2,700億円
カジノ施設の面積

全体の床面積約65,000㎡

ゲーミング区域の床面積約23,000㎡

年間売上(予想) 約5,200億円(純利益を750億円)
年間来場者数 約2,000万人(国内 約1,400万人、国外 約600万人)
雇用者数 約1.5万人
経済波及効果 約1兆1,400億円

運営事業者「大阪IR株式会社」とはどんな会社?

カジノ法案(IR推進法案)のメリット

大阪IRを運営する事業者「大阪IR株式会社」とは、合同会社日本MGMリゾーツとオリックス株式会社が中核となり2021年に設立した企業です。

MGMリゾーツと言えば、ラスベガスにあるベラージオ・ミラージュ・マンダレーベイなど名だたるカジノリゾートを展開する他、マカオやドバイなどに10拠点・30件近くのリゾートを運営する、IR事業では非常に名が知れた企業です。

また、不動産、銀行、プロ野球チーム(オリックス・バファローズ)の運営など幅広いジャンルで事業を手掛けるオリックスは、関西では知らない人はいない一流企業!

カジノの雄と関西の雄がタッグを組んだ、大変信頼度の高い企業と言えるでしょう。

商 号 大阪IR株式会社
設立年月日 2021年12月23日
所在地 大阪市北区中之島三丁目3番23号
資本金 120億8250万円
主要株主

合同会社日本MGMリゾーツ

オリックス株式会社

大阪カジノ開業によるメリット

カジノ法案(IR推進法案)の問題点

大阪IRが開業することによる一番のメリットといえば、新しい観光スポットが増えることで発生する経済効果です。どのような経済効果を見込んでいるのか、詳しく解説します。

売上による地域経済への波及効果

まず、大阪IRがどれくらいの売り上げ効果を見込んでいるのかについて見て行きます。

・年間売上 5,200億円

・年間来場者数 2,000万人(国内1,400万人 / 国外600万人)

・大阪府・大阪市への年間納付金 1,060億円(入場料を含む)

年間売り上げ5,200億円のうち、カジノ事業の収益は4,200億円(約80%)と設定されています。

これはマカオやシンガポールと同程度の割合であり、カジノ収益がIRの要という事が確認できます。

もちろん、経済効果はIRの中だけでなく、移動手段や他の観光スポットといった波及効果も見込まれています。

そのため大阪はもちろん、関西や日本全体を含んだ経済効果が見込まれると言えるでしょう。

雇用創出による経済効果

また、大阪IRでは雇用者数を約1万5,000人と見込んでいます。

もちろんこれは大阪IRの事業全てを合算した数字ですが、カジノ施設でも多くの従業員が働くことは間違いないでしょう。

カジノでは、カードを配ったりルーレットにボールを投入するなどしてゲームを進めるディーラーをはじめ、ピットマネージャー、フロアパーソン、カジノホスト、カジノコンシェルジュ、ゲームマネージャーなど様々なスタッフが働いています。

そのため、カジノ事業だけでも数千人の雇用が必要と言われており、安定した雇用が大阪に生まれると言えるでしょう。

カジノディーラーになるために資格は必要ありませんが、養成学校などでディーリングを学んだり他のカジノで働いた経験があると厚遇されるかもしれません。

興味のある方はそういった施設で学んでみてはいかがでしょうか?

大阪カジノ開業によるデメリット

カジノ候補地は大阪「夢洲(ゆめしま)」に決定

夢洲の液状化リスク~対策工事開始~

夢洲は埋め立てて作られた人工島なので、一部の地盤で液状化リスクが指摘されています。

液状化現象とは、地震が発生した時に地下水の圧力が高くなり、地盤が液体状になる現象のことです。

地盤が液状化すると、建物が沈下したりマンホールが浮く可能性があり大変危険となります。

これを受け、2023年12月4日から夢洲では建物が建てられるおよそ21万平方メートルを対象に液状化対策工事を開始しました。

工事はIR運営事業が担当し、工期約3年の事業対策工事にかかる255億円については大阪市が全額負担することになっており、より安心して遊べる環境が整えられています。

ギャンブル依存症増加の懸念

日本では本来賭博が法律によって禁止されていますが、それでもギャンブル大国と言われています。

競馬・競艇などの公営ギャンブルはもちろん、パチンコ・パチスロは今も15兆円もの売り上げがあり、商業施設には宝くじ売り場が必ずといって良いほどあります。

そんなギャンブル大国の日本ではギャンブル依存症患者が多いので、これ以上ギャンブルの選択肢を増やすカジノに懸念の声が上がっています。

しかし、大阪IRではギャンブル依存症についての対策を行っています。

入場料は1回あたり6,000円、そして週3回までに入場を制限しており、さらに本人や家族が希望すれば立ち入りを禁止することもできます。

勿論これで依存症対策が十分であるという保証はないものの、ある程度緩和することはできると言えるでしょう。

周辺地域のイメージ・治安の悪化

大阪IRに反対する意見に多いのが「イメージや治安の悪化」です。

カジノがある街としてイメージが悪くなる、24時間ギャンブルができる場所になるため治安が悪化する、マネーロンダリングに使われる危険性がある…など、様々な疑念があります。

勿論この問題には大阪府・市が力を入れており、治安対策としては夢洲に警察署を設置し警察職員を増員することや、マネーロンダリング対策に国が認定した事業者・マシン・従業員のみを利用することで対応するとしています。

また、そもそもカジノがある場所ー例えばラスベガスやマカオについて、悪い都市の印象があるでしょうか?

そもそも手軽にギャンブルができる日本において、カジノがあることで損なわれるイメージよりも、カジノがあることによるメリットの方が大きいという見方もあります。イメージには十分気をつけながら運営してほしい所です。

大阪以外のIR開発候補地はどうなった?

現在具体的にカジノができることが決まっている大阪以外に、カジノ誘致を示している自治体は20あまり。具体的に絞られた候補地は大阪の他に国際観光拠点を目標に掲げる沖縄県、海外から数多くの豪華客船が寄港し、2024年7月9日にクルーズ事業に参入することを発表したオリエンタルランドの「ディズニークルーズ」発着予定地とされる横浜市などが挙げられます。

■2024年7月現在の主なカジノの候補地

  • 北海道 / 反対派と推進派拮抗中(2023年12月)
  • 千葉市 / 2019年の国の認定申請期間に係るスケジュールでは誘致はしないことを発表
  • 東京都 / 検討中(2023年4月)
  • 横浜市 / 反対派と推進派拮抗中(2024年1月)
  • 大阪府・大阪市 / 現在進行中(2030年秋の予定)
  • 名古屋市 / 見送り(2020年3月)
  • 和歌山県 / 見送り(2020年3月)
  • 長崎県 / 断念(2023年12月)

まとめ

カジノを中心とした統合型リゾート・大阪IRは、2024年現在着々と工事準備が進められており、現在は2030年頃に完成・開業する見込みとなっています。

大阪IRができる夢洲は、開業時にはバス・鉄道・船舶などで行くことができ、交通の便も良くとてもアクセスしやすい立地になる見込みです。

カジノはテーブルゲーム470台・スロットマシン6,400台を備える予定であり、世界でも屈指の大規模施設になります!

年間来場者数はUSJを上回る2,000万人を見込んでおり、相当な経済効果を生み出す…と言われています。

経済情勢に苦しむ自治体にとって、IRはまさに復活の起爆剤!

ギャンブル依存症などの懸念事項には十分対策を施しつつ、開業に向けて邁進してほしいですね!

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