目次


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1.
のオールインの導入部

2.
ポーカー のオールインベットとは

3.
オールインベットの特徴

3.1.
チップの金額が違う場合

3.2.
メインポットとサイドポットがある

4.
オールインのタイミング

4.1.
ハンドが強いのに十分な資金がない時(All-inする)

4.2.
他のプレイヤーにプレッシャーを与えたい時(All-inする)

4.3.
ハンドが強く十分な資金がある時(All-inしない)

5.
オールインベットをうまく活用しよう

ポーカーのオールインの導入部

ポーカーには、フィックスド・リミット、ノー・リミット、ポット・リミットなどいろいろな賭け方があります。そしてこの中でもノー・リミット、ポット・リミットは賭け金が大きくなりやすく、ハンドに自信があるときは勝負に出ることができます。

ポーカーにおいては、賭けられる金額はテーブルステークス、つまり開始時にテーブルの上にある金額のみです。そのため、ゲームの途中で賭け金が足りなくなってしまうことも少なくありません。ただし、あなたがもし他の人より多くのチップを持っていて、他のプレーヤーがコールする分のチップが払えないからと言ってゲームに参加できない、あるいはより多くのチップを持っているあなたが勝ちというわけではありません。

もしコールする分のチップがないから負けとしてしまうと、常に資金力があるプレイヤーが勝利してしまうとてもつまらないゲームになってしまいます。

ポーカーではそのような状態を避けるために、オールインベットというルールを設定しています。この記事ではこのオールインベットの内容や使い時について詳しく解説していきます。オールインベットについて理解を含め、正しいタイミングで使いこなせるようになりましょう。

なお、当記事は基本的なポーカーのルールを学習した読者を対象としています。ルール等のエントリーレベルの情報は、当サイトの各種解説ページを事前にご確認をお願いします。

ポーカー のオールインベットとは

ポーカー ( テキサスホールデム )では、テーブルに出されているチップを全てかけることをオールインといいます。ポーカーでゲームを続行したい時は、自分のターンが回ってきた時にコールまたはレイズをしなければいけません。(正確には、前に誰もベットしていない場合はチェック(パスすること)ができますが、ここでは前のプレーヤーがベットした場合を前提とします。)

しかし、コールするのに資金が十分でない場合、フォールドするしかないというわけではありません。このような時に、許されているのがオールインです。コールに対して、仮に資金が足りなくても、オールインつまり、手持ちのチップを全て賭けることでゲームを継続できるのです。

オールインをした後は手持ちのチップがすべてなくなるので、それ以上ベットをすることができません。そのため、プリフロップや、フロップ、ターンでオールインした場合は、その回のゲームは以降の流れを見ているだけとなります。

他のプレイヤーがフォールドをしない限り、ゲームは第4ゲームのリバーまで続けられます。そして、ゲームが終了した時点で一番強いハンドを持っているプレイヤーが勝利となります。

通常のゲーム中であれば、負けるとわかった時点でハンドをマックし、つまり誰にもハンドを見せずにゲームを終わりにできます。しかし、オールインをした場合は強制ショウダウンするのがルールです。つまり、勝敗に関わらず、ハンドを全プレイヤーに強制的に公開しなければいけないということです。

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オールインベットの特徴

ここではいくつかの例と共にオールインベットの特徴を詳しく紹介します。

チップの金額が違う場合

ポーカー ( テキサスホールデム )をプレイする場合、すべてのプレイヤーの資金が同じとは限りません。例えば複数のプレイヤーがオールインベットをしたとします。この時プレイヤーAは50ドル、プレイヤーBは30ドルをオールインしたとします。この時、他のプレイヤーがコールをしなかった場合は、差額分の20ドルはプレイヤーAに返却されるようになっています。

つまり、複数のプレイヤーがオールインをした場合、どのプレイヤーが勝ったとしてももらえる賞金が同一になるように調整されるということです。このルールを設定しないと、1ドルのみをもって1000ドルを持つプレイヤーにオールインで勝負を挑むだけで、1ドルで1000ドルを獲得するチャンスが得られることになってしまいます。そうすると、常に資金力があるプレイヤーが損をしてしまいます。これにより、オールインの金額は常にすべてのプレイヤーが同じになるように決められているのです。

オールインをしてある程度の金額の払戻金を期待するのであれば、それだけの資金力が必要ということです。

メインポットとサイドポットがある

1対1の勝負である場合、オールインをしてもルールが複雑になることはありませんが、プレイヤーが3人以上になると、ルールがややこしくなります。なぜなら全プレイヤーがオールインをするとは限らず、オールインに対してレイズやコールをするプレイヤーもいるからです。

そのような場合、ディーラーによってメインポットとサイドポットが作られます。メインポットとはもっともチップ量の少ないプレイヤーのオールインした金額と、それまでに他のプレイヤーのコールやレイズのよって積み立てられた金額の合計を合わせたもののことを言います。

一方で、オールインの後に他のプレイヤーがゲームを続けた場合、その時にかけられたチップはサイドポットに貯められます。つまり、オールイン前とオールイン後で、賭け金を異なるポットに積み立てられるということです。たとえば、オールインをしたプレイヤーがそのゲームで勝利した場合、オールインを宣言した時点でポットに貯まっていたお金までしか報酬は行われません。つまり、メインポットの資金のみが支払われるということです。

そして、サイドポットに貯まっていた賞金は、サイドポットに参加していたプレイヤー同士でハンドの比較をし、その中で一番強いハンドを持っていたプレイヤーに対し支払われます。つまり、1位と2位のプレイヤーに賞金が与えられるということです。一方でオールイン後にゲームを継続した他のプレイヤーが勝利した場合、メインポットとサイドポットに入っているチップ全てを総取りできます。

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オールインのタイミング

オールインは基本的にコールをするのに十分な資金がない時に行うアクションです。しかし、心理戦であるポーカーではこのオールインを利用することで、ゲームをいい流れに持っていくことが可能です。ポーカーで勝率を上げるために、オールインをするべきタイミングを紹介します。

ハンドが強いのに十分な資金がない時(All-inする)

ポーカー ( テキサスホールデム )をしている中で、「このハンドだったら絶対に勝てる」と言うときもあるでしょう。しかし、いくらハンドが強かったとしても、十分な資金がない時は勝負をすることができません。

そのような時は、資金をすべて失うリスクを取って、オールインするのもいいでしょう。コールやレイズをするのに十分な資金がないのであれば、オールインをしない限りはフォールドをしてゲームを降りなくてはいけなくなってしまうからです。それではせっかくの強いハンドが無駄になってしまいます。勝てる自信があるときは、積極的にオールインをすることが大切です。

他のプレイヤーにプレッシャーを与えたい時(All-inする)

自分のハンドが弱いと、賭けに出ても勝てる可能性はほとんどありません。そんな時に少しでも勝率を上げるために、オールインをするのが効果的です。オールインをすると、他のプレイヤーは「オールインをするほどハンドが強いのか」というように考えます。これによって、他のプレイヤーがフォールドし、弱いハンドでも勝てる可能性があります。これがポーカーで行われる心理戦です。

しかし、この狙いが他のプレイヤーに読まれてしまった場合は、レイズやコールがされてしまい、最終的に全額を失ってしまうこともあります。そのため、必ずうまくいくわけではなく、全額を失うリスクがあるということを忘れてはいけません。

ハンドが強く十分な資金がある時(All-inしない)

ハンドが強い時は、資金があるかないかで戦略が異なります。すでに説明した通り、十分な資金がない場合はゲームを継続させるためにオールインをします。一方で、十分な資金があり、コールもレイズもできる場合は、通常通りゲームを継続させます。なぜなら、オールインをすると他のプレイヤーがゲームを降りてしまい、賞金が上がらないままゲームが終了してしまう可能性が高いからです。

そのため、ハンドが強い場合は、それが悟られないように、他のプレイヤーに賭け金を積み上げさせることが大切です。ぜひ最後のゲームであるリバーまでレイズやコールをして、賞金を最大限まで上げていきましょう。

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オールインベットをうまく活用しよう

オールインベットはすべての資金を賭けるというリスクの高いアクションですが、これによって資金がなくてもゲームを継続することができたり、他のプレイヤーにプレッシャーを与えたりすることが可能になります。

オールインベットではリスクを取らなければいけないですが、ポーカー ( テキサスホールデム )を一段と面白くするルールだといえます。ポーカーにある程度慣れてきたらこのオールインベットをうまく活用し、心理戦を挑んでみるのもいいでしょう。

そのほかには、 や、 ポーカーの確率についても勉強していくと良いでしょう。