には様々な種類がありますが、まずは一番基本的な手札5枚で楽しむポーカーから始めてみてはいかがでしょうか。

今回は一般的なポーカーのルールや遊び方について解説していきます。家族や友達とポーカーをプレイする方向けの内容にまとめました。

ハル

手札5枚でプレイするドローポーカーは形です。ドローポーカーのゲームの流れや役が分かるようになれば、他のポーカーのルールも簡単に理解できるようになりますよ。

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この記事を読んだらわかること

  • ポーカーのルール(ファイブカードドローポーカー)
  • ポーカーの役とカードの強さ
  • ポーカー用語(ビッド、コール、レイズなど)

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目次

  • 一般的なポーカーのルール
    • 使用するカード
    • プレイ人数
  • ポーカーの役
    • カードの強さ
  • ポーカーの賭け方・遊び方
    • 参加料としてチップを置く
    • 親は5枚ずつカードを配る
    • 親から左回りでアクション
    • カードを交換する
    • 再度アクションを選択
    • ショーダウン(勝敗確定)
  • ポーカーで使用される主な用語
  • ルールが異なる様々なポーカーの種類
  • ポーカーの必勝法・攻略法
    • ブラフで騙す
    • 判断を素早く

一般的なポーカーのルール

一般的なポーカーでは、参加者全員に5枚のカードを配り、5枚のカードで作られる役の強さによって勝敗を決めます。

プレイヤーは、それぞれゲームに参加する際チップを払い、勝者は場に出たチップを全て獲得できます。

また、役を比較して勝敗を決める際は最終的にすべてのカードをオープンにしますが、オープンする前に勝負から降りる(ドロップ)ことも可能です。

自分以外の全員がドロップした場合でも、勝者となります。この時、役の強さは関係ありません。

使用するカード

基本的には、トランプ1組合計52枚を使用します。

ご存じのとおり、トランプ1組のカード構成は以下のとおりです。

  • マーク:4種(♠♡♦)
  • 数字:13枚(A,2,3,4,5,6,7,8,910,J,Q,K)

販売されているトランプにはジョーカーが含まれていますが、ジョーカーは使用してもしなくてもどちらでも問題ありません。

ジョーカーを入れる場合は、ジョーカーをワイルドカード=全数字に代用できるカードとして使用します。

ジョーカーがあると強い役を作りやすくなりますが、ジョーカーを引いた人が有利となってしまうので、ゲーム性が変わってきます。ジョーカーを入れるかどうかは、遊ぶ仲間で最初に決めておくといいでしょう。

プレイ人数

ポーカーのプレイ人数は2~10人です。

カードを配る手間や1ゲームあたりにかかる時間を考えると、ゲーム進行しやすいのは2~6人程度になります。

これもジョーカーと同じく好みが分かれるところなので、遊ぶ仲間で決めるといいでしょう。

ポーカーの役

ポーカーは役を揃えるゲームなので、ゲームをする前に役は必ず覚えてください。以下に役の名称と揃う確率をまとめました。

名称 確率
【ロイヤルストレートフラッシュ】
ポーカーで一番強い役。
「10,J,Q,K,A」の数字と同じスーツ(マーク)で完成する。
0.00015%
【ストレートフラッシュ】
ストレートとフラッシュが同時に完成する。数字に指定はありません。
0.00139%
【フォーカード】
同じ数字のカードが4枚揃うと完成する。別名『クワッズ』
0.024%
【フルハウス】
スリーカードとワンペアが同時に完成する。2役の数字が同じになることはありません。
0.14%
【フラッシュ】
同じマークのカードが4枚揃うと完成する。
0.20%
【ストレート】
連続する数字のカードが5枚揃うと完成する。
0.39%
【スリーカード】
同じ数字のカードが3枚揃うと完成する。
2.10%
【ツーペア】
異なる数字のワンペアが2組できると完成する。
4.75%
【ワンペア】
同じ数字のカードは2枚揃うと完成する。
42.25%
【ノーハンド(ハイカード)】
一番弱い役。
どの役も完成しない。
50.00%
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カードの強さ

ポーカーでは、カードに強さがあります。「カードのランク」ともいうものです。

一般的なポーカールールだと、Aが最強、2が最弱という優劣になります。

特殊なルールがある場合を除いて、マークに優劣はありません。スペード♠の10でも、♡の10でも同じ強さです。

カードの強さは、同じ役を持った者どうしで勝敗を決める際に関係してきます。

たとえば、「A,10,5,6,3」のフラッシュと「Q,J,8,4,2」のフラッシュで比較すると、「A,10,5,6,3」の一番強いカードはA、「Q,J,8,4,2」の一番強いカードはQです。

このような場合は、より強いカードをもっている方が勝ちとなるので、Aを持っている「A,10,5,6,3」のフラッシュが勝利者となります。

ポーカーの賭け方・遊び方

では、ポーカーの賭け方・遊び方をみていきましょう。ポーカーのゲームは以下の手順で進行します。

各手順について説明していきますが、ポーカーの専門用語が出ます。分からない用語があったら、次項目の「ポーカーで使用される主な用語」を参照してください。

参加料としてチップを置く

ゲームに参加するプレイヤーは、ゲームに参加する権利を獲得するため、参加料(Ante=アンティ)を支払います。

参加料の額は参加者どうしで事前に決めましょう。あまり高額だと参加しづらくなるので、参加する仲間が出しやすい金額に設定した方がいいです。

全員から徴収したチップは場にまとめておき、次の手順に移ってください。

親は5枚ずつカードを配る

参加者の中から親を一人決めてください。親はカードを管理・配布する役目で、親以外は自分の手札となるカード以外のカードに触ることはできません。

親はトランプ一組をよく切り、親の左側の人から順にカードを配っていきましょう。カードは1枚ずつ伏せて、参加者全員に各5枚ずつわたるように配布します。

カードを配り終わったら、カードの残りは参加者の見える位置に置いてストックしておきます。

親から左回りでアクション

ポーカーは親から左回りに進行していきます。

ポーカーの主なアクションは下記4つです。

  • フォールド=ゲームを降りる
  • チェック=賭け金をパスする
  • コール=右隣と同じ賭け金を賭ける
  • レイズ=賭け金を上乗せする

一人を残して全員フォールドした場合、この段階で勝敗が決定します。

カードを交換する

全員がアクションを選択し終えたら、カードを交換(ドロー)すます。

カードを交換する目的は、最初に配られた手札よりも強い手札にするためです。もし最初の時点で高位役が完成しているなら、カードは交換しなくても構いません。

親の左側の人から、手札の中で不要なカードがある場合はそのカードを場に伏せて出し、新しいカードを親からもらってください。

交換できるカード枚数は最大5枚。捨てたカードと同じ枚数分だけ交換できます。

再度アクションを選択

カードを交換し終えたら、親の左側の人から2回目のアクションを選択します。2回目のアクションも1回目のアクションと同様です。

  • フォールド=ゲームを降りる
  • チェック=賭け金をパスする
  • コール=右隣と同じ賭け金を賭ける
  • レイズ=賭け金を上乗せする

あとは、アクションを繰り返し、レイズする人が一人か二人になるまで続けます。もし、一人を残して全員がフォールドした場合、残った一人がチップを全部貰います。

ショーダウン(勝敗確定)

最後まで二人以上の参加者が残った場合は、勝敗を決めるためカードをオープンします。

カードをオープンした参加者の中で最も強い役(ハンド)を持っている人が勝者です。勝者は参加料含め場に出たチップをすべて獲得します。

ポーカーで使用される主な用語

ポーカーには様々な専門用語があります。その中でも特に使用頻度が高い用語を以下の表にまとめました。

用語 解説
ビッド(bid) チップを出す。
元々は「値をつける」という意味の言葉です。
コール(call) 先にベットしたプレイヤーと同額のチップを出す。
ゲームに参加し続ける意思表示になります。
レイズ(raise) 先にベットしたプレイヤーよりも多い額のチップを出す。
べと額を吊り上げながら、ゲームに参加し続ける意思表示になります。
ドロップ(drop) ゲームから降りる。
ドロップを宣言した時点で手持ちのカードは没収され、勝利金を獲得する権利を失います。
ドロー(draw) 新しいカードを引く。
ドロー可能なポーカーでは、場に捨てたカードの枚数分カードを引けます。
チェック(check) ベットアクションをしないパス行為。
先にビッドするプレイヤーがいる場合は使用できません。
ポーカーハンド(poker hand) 手札のなかで完成する役。
役はどのポーカーでも9種類あります。(ジョーカーを使う場合のみ10種類)

ルールが異なる様々なポーカーの種類

今回紹介したのは、身内で遊べるような簡単なポーカーのルールです。

実はポーカーと一口にいってもその種類は様々。カードを交換できないタイプや、最後まで自分の手役が分からないタイプ、対戦相手と共通カードをもって戦うタイプのポーカーなど、いろんなルールのポーカーがあります。

そのなかでも近年ので主流となっているのは、ポーカースタッドポーカーです。

特に心理戦や駆け引きが勝利の鍵となるは世界的に人気が高く、毎年アメリカで開催される世界大会WSOPの様子は全米で中継されています。

身内で遊ぶポーカーが気に入ったら、テキサスホールデムポーカーなど他ポーカーにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

ランドカジノに行くのは大変ですが、なら自宅にいながら様々なタイプのポーカーを楽しむことができます。

ポーカーの種類とルールはこちら

ポーカーの必勝法・攻略法

ポーカーは運勝負の単純なゲームではありません。以下に挙げる必勝法・攻略法を習得すれば、勝てる可能性を高められる頭脳勝負の知的なゲームです。

ブラフで騙す

ブラフ(bluff)とは相手を騙す行為を指す言葉で、ポーカーに強い人は例外なくブラフが上手いです。

ベット額やアクション選択の仕方、表情や言葉でブラフを仕掛け、相手を術中にハメて勝つのがポーカーの醍醐味といっていいでしょう。

弱いハンドなら強いハンドが入ってると思わせ、相手をゲームから降ろす。強いハンドなら弱いハンドが入ってると思わせ、相手のチップを吐き出させる。

ブラフはとても奥が深いので、ポーカーを始めたばかりの人が即使えるようになるほど簡単なものではありません。

しかしブラフを習得すれば、ポーカーで勝てる可能性は格段にアップします。

ブラフが上手くなりたいなら、まずはどんどん場数を踏みましょう。仲間内でやる簡単なポーカーでも、回数を重ねれば、ブラフの練習になります。

ポーカーのブラフ詳細はこちら

判断を素早く

ポーカーはブラフができるようになると強いので、ブラフだけでゴリ押しするような人もいます。

しかし、トータルで勝つことを考えるなら、ブラフ一本打法では勝ちきれません。弱いハンドならゲームから降りる潔い判断も重要です。

弱いハンドで降りるのは、無謀な勝負をしないためと、ブラフをより効果的に働かせるためです。

弱いハンドなら降りる、強いハンドなら勝負に出る。これを徹底するだけで、相手はこちらが勝負に出たとき、「強いハンドを持っているだろう」と警戒してくれます。相手目線に立てば、こちらは強いハンドで勝負してくる堅実なプレイヤーに見えるからです。

一方、どのハンドでも勝負するプレイスタイルだと、相手はこちらを舐めてかかります。強いハンドはそう何度も連続してこないので、「弱いハンドで無理に勝負してきているのだろう」と予想がつくからです。

ブラフは相手に警戒心を持たせることができなければ効果的に使えません。ですので、素早く判断して弱いハンドなら降りる戦略は、後々のブラフを成功させるうえで非常に重要な意味を持ちます。