オンラインカジノで人気のテーブルゲーム「ルーレット」をプレイするときに、意外と知らないことといえば「当たった時の倍率」ではないでしょうか?赤や黒が当たれば2倍貰えることは知っているけど、数字をピンポイントで当てたら何倍になるんだっけ?他の賭け方は何倍貰えるんだっけ?とお困りの方も多いかもしれません。
そこでこのページでは、ルーレットで賭けることのできるベット方法と、そのベットが当たった時の倍率について解説します。ルーレットは非常に多くの賭け方が楽しめるので、コツコツ稼ぎたいという方にも一攫千金を狙いたいという方にもおすすめできるオールマイティなカジノゲームです!
この記事のまとめ
- ルーレットのベットは「インサイドベット・アウトサイドベット」の2種類に分かれる
- 「インサイドベット」の倍率は6~36倍
- 「アウトサイドベット」の倍率は2~3倍
この記事はおよそ 8分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
ルーレットの種類
ルーレットの倍率について解説する前に、まずオンラインカジノで遊べるルーレットの種類について解説します。
カジノのルーレットには大きく分けて3種類あり、それぞれ「ヨーロピアンルーレット」「アメリカンルーレット」「フレンチルーレット」と呼ばれています。そのうち最もよく遊ばれているのが「ヨーロピアンルーレット」です。
ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットであれば、ヨーロピアンルーレットの方をプレイするのが非常におすすめです。ヨーロピアンの還元率は97.3%ですが、アメリカンの還元率は94.6%と非常に低い数字となっています。なぜそんなに還元率が異なるかについては、下の項目で詳しく解説しています。
ヨーロピアンルーレット(シングルゼロ)
「ヨーロピアンルーレット(シングルゼロ)」は欧州を中心にプレイされているルーレットです。ルーレットには「赤」「黒」のポケットの他に、緑のポケットが用意されています。このポケットに入ると、赤・黒や奇数・偶数などのベットが強制的にハズレとなってしまうため、緑ポケットが少ない方が還元率が上がります。
ヨーロピアンルーレットにある緑ポケットは「0」の1個だけなので、そこまで大きく還元率が減ることはありません。
アメリカンルーレット(ダブルゼロ)
「アメリカンルーレット(ダブルゼロ)」はアメリカ・韓国・マカオなどのカジノでよく使われているルーレットです。
このルーレットでは、赤・黒のポケットのほかに、「0」「00」という2つの緑ポケットが用意されています。このポケットに入ってしまうと赤に賭けても黒に賭けてもハズレとなってしまうため、シングルゼロのヨーロピアンルーレットに比べて還元率が非常に低くなってしまいます。
そのため、ルーレットをプレイする際はヨーロピアンルーレットの方がおすすめとなっています。
フレンチルーレット
現在、オンラインカジノで「フレンチルーレット」と検索した場合、ほとんどフランス語で遊ぶことのできるヨーロピアンルーレットのことを指します。
この項目で説明しているフレンチルーレットをプレイする場合は、「ラパルタージュ(la partage)ルーレット」と検索してください。
フレンチルーレットとは、ヨーロピアンルーレットよりも還元率が高いお得なルーレットです。赤・黒や奇数・偶数など、当たると2倍になるベットを行い、「0」に入ったとします。この場合、本来ならベット額は一切戻ってきませんが、フレンチルーレットでは賭け金の半分が戻ってくるのです!これを「ラパルタージュ」ルールと言います。
これは2倍エリアに賭けた金額だけの特別ルールであり、数字に直接賭けた場合や、ダズン・コラムなど3倍エリアに賭けた場合配当は返ってこないので、フレンチルーレットをプレイする際は当たると2倍になるエリアに賭ける方が良いでしょう。
ルーレットの賭け方は2種類
ルーレットのベット方法には2種類あり、「インサイドベット」と「アウトサイドベット」に分かれています。
簡単に説明すると、インサイドベットは直接数字に賭ける方法で、アウトサイドベットは数字ではなく赤/黒や奇数・偶数などヒットしたポケットが持っている属性に賭ける方法です。
ルーレットのレイアウトを見ると、中央には0から36の数字が書かれており、それを取り囲むように「赤」「黒」「1-12」といった別の賭け方が並んでいますよね?中央にある数字に賭けるのがインサイドベット、それ以外の情報に賭けるのがアウトサイドベット、と考えると覚えやすいです。
インサイドベット
「インサイドベット」とは、0, 1, 2, …, 36 と並んだ数字自体にベットすることを言います。ベットした数字のポケットにボールが入れば当たりとなる、シンプルな賭け方と言えるでしょう。
また、1つの数字にしか賭けられないわけではなく、「1・2」といった隣り合う数字に賭けたり、「10・11・12」などの一列に賭けることも、「25・26・28・29」のように重なる4つの数字に賭けることもできます。
アウトサイドベット
「アウトサイドベット」とは、数字自体に賭けるわけではなく、グループ分けされたポケットに賭ける方法です。
例えば「赤」に賭けた場合は、色分けされたポケットのうち赤の数字にヒットすれば当たりになります。「25-36」に賭けた場合は、ポケットの数字が25から36の間であれば当たりです。
ルーレットの倍率
ルーレットでは、賭け方によって配当の倍率が異なります。原則として全ての賭け方で期待値は同じように設定されており、当てるのが難しい賭け方であるほど倍率は高くなります。
賭け方にもよりますが、比較的インサイドベットの方がアウトサイドベットよりも倍率が高いので、一攫千金を狙いたいならインサイドベット、コツコツと稼ぎたいならアウトサイドベットを使うと良いでしょう。
インサイドベットの倍率
まず、インサイドベットの倍率について解説します。インサイドベットの倍率は「6倍〜36倍」となっており、一攫千金が狙える賭け方と言えるでしょう。詳しい倍率は以下のとおりです。
ベット方法 | 倍率 |
---|---|
ストレートアップ | 36倍 |
スプリットベット | 18倍 |
ストリートベット | 12倍 |
コーナーベット | 9倍 |
シックスウェイベット | 6倍 |
原則として、36 ÷ (賭けている個数)がそのまま倍率になっていると覚えておくと良いでしょう。それぞれの賭け方と配当については、以下の項目で解説しています。
ストレートアップ(1点賭け):36倍
ストレートアップとは、ポケットの数字1つに賭けることを指します。例えば「1」のストレートアップに賭ける場合は、「1」の真ん中にチップを置きます。倍率は36倍とルーレットの中で最も高いです。
スプリットベット(2点賭け):18倍
スプリットベットとは、隣り合うポケットの数字2つに賭けることを指します。例えば「1・2」のスプリットベットに賭ける場合は、「1」と「2」の間にチップを置きます。倍率は18倍となっています。
なお、スプリットベットは隣り合うポケットでしかチップを置くことはできません。1と36でスプリットベットがしたい!という時は、賭け金を半分にしてそれぞれストレートアップでベットしてください。
ストリートベット(3点賭け):12倍
ストリートベットとは、縦の一列のポケット3つに賭けることを指します。例えば「1・2・3」のストリートベットに賭ける場合は、「1」の左端にチップを置きます。倍率は12倍となっています。
こちらも一列になっている組み合わせしか対応していないため、3・4・5でストリートベットがしたい!という場合は、賭け金を3分の1ずつに分けてそれぞれストレートアップでベットしてください。
コーナーベット(4点賭け):9倍
コーナーベットとは、1点で重なり合っている4つのポケットに賭けることを指します。例えば「1・2・4・5」のコーナーベットに賭ける場合は、1, 2, 4, 5が重なり合った角の真ん中にチップを置きます。倍率は9倍となっています。
ファイブナンバー(5点賭け):7倍
アメリカンルーレットのみベットが可能な「ファイブナンバー」は、0・00・1・2・3の5つに賭けることを指します。ファイブナンバーをベットする際は、「0」と「1」の間の左端にチップを置きます。0と1の真ん中にチップを置くと、0-1のスプリットベットとみなされる場合があるので注意しましょう。
なお、ファイブナンバーの配当は「7倍」となっており、アメリカンルーレットの中で最も期待値の低い賭け方となっています。あまり使わない方が賢明と言えるでしょう。
シックスウェイベット(6点賭け):6倍
シックスウェイベット、もしくはダブルストリートベットとは、隣り合う2つのストリート、合計6つのポケットに賭けることを指します。
例えば「1, 2, 3, 4, 5, 6」のシックスウェイベットに賭ける場合は、「1」と「4」の間の左端にチップを置きます。1と4の真ん中にチップを置くと、1-4のスプリットベットとみなされる場合があるので注意しましょう。倍率は6倍となっています。
アウトサイドベットの倍率と賭け方
数字そのものにベットするのではなくグループ分けされたエリアにベットするアウトサイドベットの配当は、原則として2倍〜3倍と配当がそこまで大きくありません。逆に言えばそれくらい当選確率が高いので、コツコツ派の方におすすめのベット方法となっています。詳しい倍率は以下のとおりです。
賭け方 | 倍率 |
---|---|
ダズンベット | 3倍 |
コラムベット | 3倍 |
オッドイーブン | 2倍 |
ハイロー | 2倍 |
カラー:赤/黒 | 2倍 |
いずれの場合も、「0」(アメリカンルーレットの場合は「0」と「00」)に入った場合はハズレ扱いになるためご注意ください。それぞれの賭け方と配当については、以下の項目で解説しています。
ダズンベット:3倍
「ダズンベット」とは、12個ごとに区切られた数字にベットする方法です。
そもそも「ダズン」(日本語では「ダース」と呼ばれます)には12個という意味があり、最初の12個(1-12)のことをファーストダズン、真ん中の12個(13-24)のことをセカンドダズン、最後の12個(25-36)のことをサードダズンと呼びます。
その3つに区切られているエリアのうち、どのエリアの数字がヒットするかを予想する方法となっています。倍率は3倍です。
コラムベット:3倍
「コラムベット(カラムベット)」も12個ずつに区切られた数字にベットする方法ですが、ダズンベットと分け方が異なります。
ルーレットのレイアウトは「3段×12列」に区切られており、合計36個の数字が12個ずつ3段に分かれています。
- 上段(ファーストコラム)… 1, 4, 7, 10, 13, 16, 19, 22, 25, 28, 31, 34
- 中段(セカンドコラム)… 2, 5, 8, 11, 14, 17, 20, 23, 26, 29, 32, 35
- 下段(サードコラム) … 3, 6, 9, 12, 15, 18, 21, 24, 27, 30, 33, 36
上段、中段、下段のうち、どのエリアの数字がヒットするかを予想する方法です。倍率は3倍です。
オッドイーブン:2倍
オッドとは「奇数(1, 3, 5, …, 35)」、イーブンとは「偶数(2, 4, 6, …, 36)」という意味があり、ヒットするポケットの数字が奇数か偶数かを予想して賭ける方法です。ちなみに「0」も数学的には偶数ですが、0に入ってもオッドもイーブンも負けとなります。倍率は2倍です。
ハイロー:2倍
36個の数字を大きさで半分に分けて、小さい方(1-18)が「ロー」、大きい方(19-36)が「ハイ」と呼ばれます。ヒットするポケットの数字がハイ・ローのどちらになるかを予想して賭ける方法です。倍率は2倍です。
赤or黒:2倍
「0」を除き、36個のポケットは赤色か黒色で分けられています。ただし、番号順に赤→黒→赤→黒…と色分けされているわけではなく、以下のように色分けされています。
- 赤… 1, 3, 5, 7, 9, 12, 14, 16, 18, 19, 21, 23, 25, 27, 30, 32, 34, 36
- 黒… 2, 4, 6, 8, 10, 11, 13, 15, 17, 20, 22, 24, 26, 28, 29, 31, 33, 35
ただ、ルーレット自体は赤→黒→赤→黒と色分けされているので分かりやすいです。この赤色・黒色のポケットのうち、どちらに入るかを予想して賭ける方法が「赤/黒」です。倍率は2倍です。
ルーレットの「0」と「00」の倍率
ルーレットの「0」と「00」はアウトサイドベットだと全てアウトの扱いになりますが、インサイドベットであれば他の数字と同様にベットすることができます。倍率についても他の数字と同じく、ストレートアップでヒットすれば36倍、「0-2」などのスプリットベットでヒットすれば18倍となっています。
ヨーロピアンルーレットでもアメリカンルーレットでも0が出た時の配当は36倍なので、00がある分インサイドベットにおいてもアメリカンルーレットは不利だということが分かります。
ルーレットの配当倍率のまとめ
ルーレットの配当は原則として数字に直接賭ける「インサイドベット」の方が、グループ分けされている「アウトサイドベット」より高いので、コツコツ派の方はアウトサイドベットの方が使いやすいと言えます。ただし、攻略法によっては「35箇所にストレートアップでベットする」といった勝率の高い賭け方が行われることもあるので、攻略法を使う前にまず賭け方についてはそれぞれ覚えておくのがおすすめです。
また、ルーレットはレイアウトこそ順番に揃っているものの、ルーレットの盤面自体は1→2→3…と綺麗に並んでいるわけではありません。1,2,3のストレートベットを賭けたはいいけど、バラバラの場所にあった!なんてことも多いので、まずは数字がどこにあるのかを覚えるとより楽しくルーレットをプレイできます♪
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
ルーレットの配当倍率は賭け方によって変わり、最大は36倍、最小は2倍です。どんな賭け方をしたら何倍になるのかを詳しく解説しますので、プレイスタイルにあった賭け方と配当でお楽しみください。