ポーカーをあまりご存知ないという方も、「ロイヤルストレートフラッシュ」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ロイヤルストレートフラッシュとは、ポーカーにおける最強の役です!プレイヤー同士の勝負であれば絶対に負けることはなく、ビデオポーカーでロイヤルフラッシュを出した場合は超高額の賞金を手にすることができます。
このページでは、ロイヤルストレートフラッシュがどんな役なのか?について詳しく解説します。
また、ロイヤルフラッシュが完成する確率や、ロイヤルフラッシュが完成した時に高配当を獲得できるカジノゲームなどについても解説しているので、詳しくなれること間違いなしです!
この記事のまとめ
- ロイヤルストレートフラッシュは同じマークの「10・J・Q・K・A」が揃った役
- ロイヤルフラッシュは例外を除いて一番最強の役
- ロイヤルフラッシュが出る確率はおよそ「65万分の1」
この記事はおよそ 8分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
ロイヤルストレートフラッシュはポーカーで最強の役
「ロイヤルストレートフラッシュ(ロイヤルフラッシュ)」とは、ポーカーにおける最強の役です。同じスート(ダイヤやスペードなどのマーク)の「10・J・Q・K・A」を揃えることで成立します。1枚でも別のスートがあったり、カードが抜けていると成立しません。
ポーカーでは、5枚のトランプを使って特定の組み合わせを達成すると「役」が成立します。
役にはランクが決まっており、対人ポーカーの場合は役のランクによって勝負が決まり、またビデオポーカーの場合役のランクが高いほど大きな配当を獲得できます。
その中でもロイヤルストレートフラッシュは、10種類ある成立役の中で最強ランク!プレイヤー同士の勝負では絶対に負けることがありません。
ロイヤルストレートフラッシュ以上に強い役も存在する
ちなみに、ロイヤルストレートフラッシュが最強役なのは一般的なルールである「ジョーカーを含まない場合」です。ジョーカーを含む場合、ジョーカー1枚+同じカード4枚で成立する「ファイブカード」がもっとも強い役となります。
もっとも、ジョーカーを含むポーカーについては対人戦で行われることはほとんどありません。ジョーカーポーカーやデューシーズワイルドなど、一部のビデオポーカーに限られます。
ジョーカーありのポーカーでは、ジョーカーを含んだロイヤルフラッシュのことを「ワイルドロイヤルフラッシュ」と呼び、ジョーカーなしの純正(ナチュラル)ロイヤルフラッシュと区別することもあります。
ロイヤルストレートフラッシュの完成パターンは4種類
- ♠スペードのロイヤルストレートフラッシュ【10♠️・J♠️・Q♠️・K♠️・A♠️】
- ♥ハートのロイヤルストレートフラッシュ【10♥・J♥・Q♥・K♥︎・A♥】
- ♣クラブのロイヤルストレートフラッシュ【10♣️・J♣️・Q♣️・K♣️・A♣️】
- ◆ダイヤのロイヤルストレートフラッシュ【10♦️・J♦️・Q♦️・K♦️・A♦️】
ロイヤルストレートフラッシュが成立するパターンは上記の4つだけです。「10・J・Q・K・A」を同じスートで揃えた場合しか成立しないので、ポーカーにおいてもっともレアな役となっています。
ストレートフラッシュとの違い
ロイヤルストレートフラッシュに次ぐ2番目のランクの役といえば「ストレートフラッシュ」です。どちらも似たような名前ですが、ロイヤルフラッシュとストレートフラッシュはどう異なるのでしょうか?
ストレートフラッシュは、「ストレート」と「フラッシュ」が同時に成立していれば全て認められる役です。例えば「4♣️・5♣️・6♣️・7♣️・8♣️」とか、「A♦️・2♦️・3♦️・4♦️・5♦️」など、数字が並び順でスートが同じであれば全て成立します。
しかし、ロイヤルストレートフラッシュは数字の組み合わせが「10・J・Q・K・A」の1通りしかありません。そのため、ストレートフラッシュより大変難しい役と言えるでしょう。
ロイヤルストレートフラッシュ同士は引き分けになる
プレイヤー同士で争うポーカーでは成立役のランクが高い方が勝者となります。しかし、もしロイヤルストレートフラッシュ同士が勝負した場合は、両者引き分けとなります。
ポーカーでは原則として、「成立役が同じ場合、成立役の中で最も高い数字が大きい方が勝ち」と決められています。
しかし、ロイヤルフラッシュは必ず10・J・Q・K・Aの組み合わせなので、どちらの方が数字が大きい…となることはありません。
そのため、ロイヤルフラッシュ同士の勝負では、必ず引き分けとなり半分ずつチップを獲得することができます。
スート(絵柄)の優劣はない
トランプにはスペード・ハート・クラブ・ダイヤと4種類のスート(絵柄)がありますが、これらスートに優劣が付くことはありません。
スペードのロイヤルフラッシュでも、ダイヤのロイヤルフラッシュでも、価値は同じとなります。これはロイヤルストレートフラッシュに限らず、全ての役でスートの優劣はありません。
ロイヤルストレートフラッシュが完成する確率
ロイヤルストレートフラッシュが完成する確率を計算するのは、実は大変です。例えば、ビデオポーカー(1回だけカードを交換できるポーカー)で考えてみると…
例えば「9♣️・10♣️・J♣️・Q♣️・K♣️」という組み合わせが最初に配られた時、ストレートフラッシュで確定させますか?それとも、ロイヤルフラッシュを狙って9♣️を交換しますか?
このように、プレイヤーによって取る行動が異なるため、正確に確率を計算することは不可能に近いと言えるでしょう。
そこで、この項目では「最初にロイヤルフラッシュが配られる確率」について解説します。
ジョーカーなしの52枚のデッキでポーカーをプレイする場合、ロイヤルフラッシュが出現する確率はおよそ65万分の1です。パーセンテージに直すと「約0.000153%」となります。
もちろん、5枚+手札2枚で勝負するテキサスホールデムや、1回カードを交換できるビデオポーカーではこの確率よりもロイヤルフラッシュが出現しやすいです。
しかし、ロイヤルフラッシュが手札に揃う確率は極端に低いと言えるでしょう。
出る確率を計算する方法
ロイヤルストレートフラッシュが出現する確率は、以下のように計算できます。
まず、ポーカーの手札の組み合わせを考えます。52枚のカードから5枚を選ぶ組み合わせなので、まず「52×51×50×49×48」になります。
しかし、この組み合わせは順序が異なっていても結果が変わらないので(例えばQ♠️・A♠️・10♠️・J♠️・K♠️の順番に引いてもロイヤルであることは変わりません)、この組み合わせを5枚の順番(5×4×3×2×1)で割ります。
つまり、計算式は
(52×51×50×49×48)÷(5×4×3×2×1)= 2,598,960 通りとなります。
このうち、ロイヤルストレートフラッシュのパターンは先ほど解説した通り4通りなので
4 ÷ 2,598,960 ≒ 1/650000(0.000153%) となります。
オンラインカジノでロイヤルストレートフラッシュを引くと高配当をもらえる
オンラインポーカーサイトと異なり、対人ポーカーに対応しているオンラインカジノはほとんどありません。しかし、オンラインカジノではロイヤルストレートフラッシュを引くと高配当がもらえるポーカーがあります。
ハンド | ペイアウト |
---|---|
ロイヤルフラッシュ | 100:1 |
ストレートフラッシュ | 20:1 |
フォーカード | 10:1 |
フルハウス | 3:1 |
フラッシュ | 2:1 |
ストレート | 1:1 |
スリーカード | 1:1 |
ツーペア | 1:1 |
ワンペア | 1:1 |
引用元:Evolution社の「カジノホールデム」ヘルプ
例えばEvolution社の「カジノホールデム」でロイヤルフラッシュを出すと100倍を獲得できますし、「ジャックスオアベター」というゲームではロイヤルフラッシュでなんと800倍の配当を獲得できます。できるだけ積極的にロイヤルフラッシュは狙った方が良いと言えるでしょう。
まとめ
出現確率およそ65万分の1と非常に希少なロイヤルストレートフラッシュは、ポーカープレイヤーが一度は出したい最強の役と言えるでしょう。
対人戦では無敵であるほか、ポーカーゲームでロイヤルを出せば超高配当を獲得できます。ポーカーでは積極的にロイヤルを狙い、高配当獲得に挑戦してみてはいかがでしょうか?
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
ロイヤルストレートフラッシュは数字が「10・J・Q・K・A」かつ、同じスートでないと成立せず、発生確率は0.00015%!
気が遠くなるような確率ですが、ポーカープレイヤーなら一度は達成してみたい最強役ですね。