最近、勝っても直ぐに回収される傾向が続いている。4月収支がマイナス20万円を超え、危険水域に達した為、自主規制として1週間の博打禁止令を発動した。この一週間を使い、反省と今後の対策を練ることにした。資金が無くては再始動も出来やしないので、久々に労働もしてしまった。
博打を打つ時は、心に余裕をもって打つ為に、最低でも1000ドルは資金が必要と考えている。この考えの根拠は簡単なのだが、入金額の5%の金額を1勝負に使うのだ。その場合、1000ドルなら50ドルが一度目に張れる最高金額となるのだ。仮に最初の勝負で勝利した場合、もう一度置き張りをして勝利出来れば、単純に100ドルの勝利金を手に出来る。日本のアングラと言われるカジノでは『ガジリ』と言われて出禁の対象に成りかねない行為のため、街中でやることは出来ないテクニックだ。
1週間の謹慎を終え、十分な資金も作れたので、早速再始動だ。謹慎明け、最初の勝負に選んだのは ジャンボリーのライブバカラだ。資金から100ドルを送金し、躊躇する事無くライブカジノのミニバカラを開く。最初の数ゲームを様子見して、張るタイミングを待つことに。
オープンゲームでバンカーが勝利して、下にそのまま2目落ち、プレーヤーに変わる。プレーヤーがもう一度来ると考えて、ここで50ドルを置くことにした。予想は的中し、9対8のギリギリの勝負でプレーヤーが勝利。このままプレーヤーに落ちると考えたが、時間切れにてチップを置くことが出来なかった。舌打ちをしながら様子を伺っていたのだが、流れがバンカーに行っている。どうやら時間切れに救われたらしい。
次の勝負では目が横に行くと予想し、プレーヤーに再度50ドルを張る。カードの合計は、プレーヤー「1」、バンカー「0」。またしても辛勝だ。微妙な勝負だったが貴重な勝利だ。今回はプレーヤーに2回しか張ってない為、コミッションは発生していない。丁度100ドルのプラスになったので、ライブバカラから撤収する事にした。
このままエコペイズに引き出しをして、浮いた100ドルを姉妹カジノの ジパングに入金する。おとなしくプラスで終わっていればいいのだが、たった2回の勝負では俺の賭人魂が落ち着くわけも無く、ついついハシゴしてしまった。
暫くいいところが無く、残高4ドルに成った所で、ようやくスキャター3枚を引くことに成功した。起死回生のラストチャンスだ。フリーゲームでは良い目が揃わずに、残り3回転まで0ドルという散々なゲームだったが、ここでリトリガーをしたことにより本来の凄さを発揮してくれた。ここからはリトリガー祭りと言っても過言では無いだろう。6回もリトリガーが発動し、最終的に1300ドルの高額配当を手にすることが出来た。ノーボーナスで入金しているので、欲を出さずにこれで終了することに。
まだまだ先月の敗北分には手が届かないが、半分は回収できたので良しとしよう。
解説 バカラの遊び方
この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ(カジノカフェ)を奨励するものではありません。ネットカフェでのインカジ利用では摘発者が頻発しています。
参考 カジノカフェ(インカジ)摘発・逮捕の情報と見解