突然だが、運転手の仕事を始める事になった。就業先は東京都内の外れとでも言って置こうか。それにあわせて巣も新宿から移動する予定だ。通勤時間と交通費、それに体力的なものも考えると、巣を変えたほうが良いと判断したのだ。最悪自宅で博打は打てるのだから、無理をする必要もなかろう。

某月中旬にの予定を組み、電力とガス、それにネット会社(これが一番重要だ)に連絡をして手続きに入っている。越した先での主戦場は既に決めている。 ジャンボリーを主戦場にするのだ。サブとして 、そして長年付き合いの有る ジパング。この3箇所ので今後は遊んで行こうと考えている。東京の外れから交通費を使い、新宿まで通う事を考えたら1日の引き出し待機時間を我慢する事のほうが利口だと思えたのだ。

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引越しの前に、まずはインカジのポイントカードの整理をすることにする。手持ちのカードは、残り2ポイントでサービスの5000円分のポイントがもらえることになっている。このインカジは初回入金額10,000円で、1ポイント 捺印5個貯まると、3,000円のポイントを貰え、更に10ポイント目で5,000円のポイントを貰える仕組みだ。これは消化できそうなので、この地を離れる前に貰って行く事にした。

今日はポイントを貰う事が目的なので、熱くならず、決まっているミニマムベット額で6回終了させる。内容は割愛するが、結果は20ドルの浮きで終了。12,000円を受け取り、店を出ることにした。店長の渋い顔が見えたが、俺には関係ない。次回入場で5,000円のサービスだから、次は少し長めに頑張るか、と心に誓いながら深夜の歌舞伎町を後にした。

 

巣に戻ってきたが、なんだか消化しきれていない。セブン銀行に走り、勝ち金と元金合わせて、12,000円を入金してしまった。ATMでは振り込み手数料が余計にかかるので、パソコンからZバンクに振込み申請をし、反映を待つ。反映された金額は93ドル!ずいぶん目減りしてしまっているように感じられるが、今の為替レートではこの位になってしまうのだろう。条件の無いジャンボリーに其のまま入金して、を楽しむ事にした。

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最初の1ドルを捨て銭として、プレーヤーに賭ける。あっという間に負けが確定したが、これは計算のうちだ。2ゲーム様子を観る。バンカーのツラだったので、そのまま落ちると信じてバンカーに2ドル。素直にバンカーが出てくれた。そのまま、再度3ドルをバンカーに賭ける。

続く時は同じ面が続くのだ。バンカーが来た!6回程度なら連続で同じツラが来る事も度々目撃しているので、素直に置き張りをするが、プレーヤーナチュラル8でプレーヤーの勝利だ。どうやら流れが変わったようだ。ここで一息入れるとしよう。

一服が終わり罫線を観ると、プレーヤーとバンカーが交互に出る、いわゆるテンコの目が出ている。俺は素直に波に乗る事にした。今はプレーヤーで来たので、次はバンカーに5ドルを押し込む。これまでの波通りバンカー勝利。8回もテンコが来ている。そろそろ落ちてくれそうだが、ここは波に乗りプレーヤーに再度5ドルを置く。そろそろ終わりの様に思えてきたが、又当ってしまった。

次はもう無いと確信した俺は、希望を現実にじゃないが、波に逆らって其のままプレーヤーに10ドルを張った・・・が、希望と現実は違う。結果は素直にテンコだった。

『そうだよ、素直になれない俺が悪い!』この後の流れは、テンコで切れるまで行くしかないだろう!!

ベット金額を元に戻し、5ドルベットにした。もう逆らわず、今回は崩れるまでテンコを決める。再度プレーヤーに5ドル。気持ちよくナチュラル9となり、引き分け以上が確定。バンカーは3と7で0点 面白くない展開だった。

その後、テンコがきれるまでダラダラとプレイを続け、少し浮いた状態になった。勝てば官軍だ。次が全く読めないので、残高を其のまま残してログアウトする事にした。

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博打は素直に行かなければならない時も有るし、逆らった方が良い時も有る。最終的に決めるのは『自分』だ。総じて言える事は、その日の己の運次第と言う事だけだ。

この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ(カジノカフェ)を奨励するものではありません。
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