馬ってなんで走るんですか?
競馬の馬見てて思いました。
前に何かあるわけでもないのに、なんでゲートが開いた瞬間からコースを全力で走れるんですか?
補足
水族館のイルカショーとかは一つ一つの芸にご褒美があってわかりやすいですが、馬は走った後何かしてもらえるのでしょうか?
回答
hir********:
競馬歴20年のおじさんです。
簡単に言ってしまえば調教で訓練されているからです。
なぜ走れるかといえば、人間のいうこと(手綱捌きや体重移動など…)をよく聞いて、レースを走り抜ければゴールがあることを分かっているからです。
ただし、馬はそのレースの距離がどれだけあるか分かりませんので、手綱から口に咥えているハミに伝えられる命令に従って走るのみです。
ちなみに、ゲートを出たなりずっと全速力というわけではありません。
先行するなら最初と最後だけ全力、後方から追い込みなら最初は緩く中団から全力といった感じです。
馬も生き物ですし、ずっと全力で走ると疲れてしまいますので、人間の命令を聞いてスピードの調節ができるように訓練されています。
※たまに興奮しすぎたりして命令を聞かずに最初からずっと全速力で走る馬もいたりします。大概負けますが。
調教では走らせることだけでなく、いろいろなこと(大きい物音や怖がりそうなもの、人を背に乗せることなど)に慣れさせたり人間をリーダーとして覚えさせたりする\”馴致\”ということもしたりします。
パドックで隣を歩いてる厩務員が止まると馬もピタッと止まりますが、あれも訓練のたまものです。
人間をリーダーとして認識しているので、人間が止まったら自分も止まるという命令に従ってます。
ということで、答えとしては「人間のいうことを聞くから走れる」というのが正しいかもしれませんね。
補足に書かれているご褒美ですが、レースを走った馬は体重が一気に10kg以上減ったりと凄く体力を消耗します。
勝っても負けても体力回復に努めるために厩務員さんが十分にケアしてくれますし、馬にとっては毎回ご褒美を貰ってるようなものかもしれません。
以下からは余談で発馬(ゲート)のお話しです。
馬は基本的に臆病な性格で、狭いところが大嫌いな動物です。
競馬中継を観ていると、ゲートに入ることすら渋る馬をよく見かけるかと思いますが、それはゲートが怖いからです。
何度も経験するうちに恐怖感がなくなることがありますが、それでも長年レース経験があってもゲートに入ることをイヤイヤして入ってくれない馬もいます。
そしてゲートが開かれると、待ってました!と言わんばかりに飛び出します。
その辺りの馬の性質もレースに利用していると言えそうですね。
近年、関係者が馬券購入などで大問題になった笠松競馬場が2020年末頃にツイッターで上げてる動画です。
ゲート内の様子(脚)
https://twitter.com/kasamatsukeiba/status/1338800001116372993?s=20&t=ZWnTJp7fvd8uIPLR4u1_jA
観ていただければわかりますが、いろいろな馬がいますね。
早く狭いゲートから出たがる馬もいますが、その逆でゲートなんてなんのそのという馬も当然います。
なんのそのを通り越して、ゲートが開かれるなり微動だにせず、他の馬が200mほど進んだ辺りでやっとゲートから歩き出し、前に行かずに横にトボトボと進んでいったニシノジャガーズという馬がいました。
当該馬はもともと出遅れの多い馬でしたが、さすがに馬主も諦めモードとなり登録抹消…
※結構話題になりましたので、検索すると動画が出てくると思います。
ゲートが開いたからといって走らない馬もいる、そういうこともあるので何年経っても競馬というものは難しいです。。。
rink:
訓練です。
ゲートが開いて走れない馬は、競走馬としてデビューが出来ません。
デビュー出来ずに引退する馬も少なくありません。
馬は、人間との共存を選んだと言われてます。人間の言うことを聞けば餌は貰えるし、天敵から守ってくれるという安心感です。
シマウマは、人間との共存を拒否しているので、絶対に、人を背に乗せません。だから、シマウマの乗馬や競走馬が居ないんです。
tom********:
草食動物なので、天敵から逃げるのは速い方が生き残れます。それが本能としてあるので馬は走るのです。そして、他の馬より速ければ生存の可能性が高く、競争心が生まれます。それを利用した競技が競馬です。ゲートが開くと同時に馬が走るのは、調教されているからで、デビュー前にその試験があり、合格しなければ競走馬になれません。
騎手がそう言う風に操っているからです
そしてそう走れる様にデビューの前から調教を重ねてレースを馬に覚えさせるからですね
競馬は馬が勝手に走っている訳では無いですよ?(^_^)
mshr.glm:
ゲートのように狭い場所を馬は好きではありません。ですから開くまではジッとしていやすい(暴れる馬も当たり前にいます笑)。
そして嫌な場所の扉が開けばそこから出ようとするのは人でも同じかと思います。
先頭を走る馬は野生での馬の生活を考えたらわかりやすいですが、草食動物なので肉食動物に追われる立場です。
なので後ろから馬が追いかけてくるため、走ります。
また、馬は群れで生きる生き物なので、馬群に付いていきます。
というのが一応馬の性質を利用して競馬が成り立っていると説明する時のパターンかと思います。
ID非表示:
中央競馬のゲート試験に合格した競走馬だけが出走できます。
日ごろから訓練しており、条件反射のようなものです。
rup********:
この馬たちは競争馬
競争馬として教育され育てられた人為的な動物です
つまり競争馬としてと使命感を与えられた訳です
ゲート練習したもしますし 負荷をかける運動もしますし 1歳から練習をしますよ
hir********:
競馬歴20年のおじさんです。
簡単に言ってしまえば調教で訓練されているからです。
なぜ走れるかといえば、人間のいうこと(手綱捌きや体重移動など…)をよく聞いて、レースを走り抜ければゴールがあることを分かっているからです。
ただし、馬はそのレースの距離がどれだけあるか分かりませんので、手綱から口に咥えているハミに伝えられる命令に従って走るのみです。
ちなみに、ゲートを出たなりずっと全速力というわけではありません。
先行するなら最初と最後だけ全力、後方から追い込みなら最初は緩く中団から全力といった感じです。
馬も生き物ですし、ずっと全力で走ると疲れてしまいますので、人間の命令を聞いてスピードの調節ができるように訓練されています。
※たまに興奮しすぎたりして命令を聞かずに最初からずっと全速力で走る馬もいたりします。大概負けますが。
調教では走らせることだけでなく、いろいろなこと(大きい物音や怖がりそうなもの、人を背に乗せることなど)に慣れさせたり人間をリーダーとして覚えさせたりする\”馴致\”ということもしたりします。
パドックで隣を歩いてる厩務員が止まると馬もピタッと止まりますが、あれも訓練のたまものです。
人間をリーダーとして認識しているので、人間が止まったら自分も止まるという命令に従ってます。
ということで、答えとしては「人間のいうことを聞くから走れる」というのが正しいかもしれませんね。
補足に書かれているご褒美ですが、レースを走った馬は体重が一気に10kg以上減ったりと凄く体力を消耗します。
勝っても負けても体力回復に努めるために厩務員さんが十分にケアしてくれますし、馬にとっては毎回ご褒美を貰ってるようなものかもしれません。
以下からは余談で発馬(ゲート)のお話しです。
馬は基本的に臆病な性格で、狭いところが大嫌いな動物です。
競馬中継を観ていると、ゲートに入ることすら渋る馬をよく見かけるかと思いますが、それはゲートが怖いからです。
何度も経験するうちに恐怖感がなくなることがありますが、それでも長年レース経験があってもゲートに入ることをイヤイヤして入ってくれない馬もいます。
そしてゲートが開かれると、待ってました!と言わんばかりに飛び出します。
その辺りの馬の性質もレースに利用していると言えそうですね。
近年、関係者が馬券購入などで大問題になった笠松競馬場が2020年末頃にツイッターで上げてる動画です。
ゲート内の様子(脚)
https://twitter.com/kasamatsukeiba/status/1338800001116372993?s=20&t=ZWnTJp7fvd8uIPLR4u1_jA
観ていただければわかりますが、いろいろな馬がいますね。
早く狭いゲートから出たがる馬もいますが、その逆でゲートなんてなんのそのという馬も当然います。
なんのそのを通り越して、ゲートが開かれるなり微動だにせず、他の馬が200mほど進んだ辺りでやっとゲートから歩き出し、前に行かずに横にトボトボと進んでいったニシノジャガーズという馬がいました。
当該馬はもともと出遅れの多い馬でしたが、さすがに馬主も諦めモードとなり登録抹消…
※結構話題になりましたので、検索すると動画が出てくると思います。
ゲートが開いたからといって走らない馬もいる、そういうこともあるので何年経っても競馬というものは難しいです。。。
rink:
訓練です。
ゲートが開いて走れない馬は、競走馬としてデビューが出来ません。
デビュー出来ずに引退する馬も少なくありません。
馬は、人間との共存を選んだと言われてます。人間の言うことを聞けば餌は貰えるし、天敵から守ってくれるという安心感です。
シマウマは、人間との共存を拒否しているので、絶対に、人を背に乗せません。だから、シマウマの乗馬や競走馬が居ないんです。
tom********:
草食動物なので、天敵から逃げるのは速い方が生き残れます。それが本能としてあるので馬は走るのです。そして、他の馬より速ければ生存の可能性が高く、競争心が生まれます。それを利用した競技が競馬です。ゲートが開くと同時に馬が走るのは、調教されているからで、デビュー前にその試験があり、合格しなければ競走馬になれません。
ミナガワマンマ:
騎手がそう言う風に操っているからです
そしてそう走れる様にデビューの前から調教を重ねてレースを馬に覚えさせるからですね
競馬は馬が勝手に走っている訳では無いですよ?(^_^)
mshr.glm:
ゲートのように狭い場所を馬は好きではありません。ですから開くまではジッとしていやすい(暴れる馬も当たり前にいます笑)。
そして嫌な場所の扉が開けばそこから出ようとするのは人でも同じかと思います。
先頭を走る馬は野生での馬の生活を考えたらわかりやすいですが、草食動物なので肉食動物に追われる立場です。
なので後ろから馬が追いかけてくるため、走ります。
また、馬は群れで生きる生き物なので、馬群に付いていきます。
というのが一応馬の性質を利用して競馬が成り立っていると説明する時のパターンかと思います。